法華堂

法華堂は三月堂と呼ばれ、733年に創建された東大寺最古の建造物として有名で国宝に指定されています。創建当初は東大寺の前身である金鐘寺の伽藍の一つであったと考えられ、当時は羂索堂とも呼ばれていました。旧暦の三月に法要があることから三月堂と呼ばれるようになりました。

法華堂の御朱印こちらで詳しく紹介しています。

時代の違う法華堂

建物の北側(画像左側)の、仏像が安置されている寄棟造の部分を正堂(しょうどう)、南側の入母屋造部分を礼堂(らいどう)と呼びます。正堂は奈良時代の建築、礼堂は奈良時代にも存在しましたが、現在あるものは鎌倉時代の正治元年(1199年)ごろに付加したもので、よく見ると瓦の色が違う事がわかります。




本尊 不空羂索観音

法華堂本尊

宝冠

不空羂索観音菩薩像(国宝)

脱活乾漆 像高362cm、創建年代:奈良時代

法華堂の本尊として内陣中央の須弥壇上に安置されています。悩める人々をどこまでも救いにおもむこうとされている不空羂索観音です。正面で手を合わせている手の間には水晶があるのでぜひ見つけていただきたいです。頭上の宝冠は、正面に銀製の阿弥陀如来像を飾り、数多くの宝石や透かし彫りで飾った華麗なものでこちらも併せて注目していただきたいです。

秘仏 執金剛神立像

執金剛神立像(国宝)

塑像 像高170.4cm、製作年代:奈良時代

執金剛神像とは金剛杵を執って仏法を守護する神のことで、金剛力士(仁王)はこの神将が発展して生まれたといわれています。この像の成立時期については諸説ありますが、東大寺の前身である金鍾寺時代の良弁によって発願されたとすることはまちがいないとされています。保存状態が非常に良く、現在も一部極彩色が残っています。

【公開日】
12月16日




その他堂内の様子

【その他の法華堂が所蔵する仏像(全て国宝)】

梵天像 402cm
帝釈天像 403cm
金剛力士像(阿形)326.4cm
金剛力士像(吽形)306cm
持国天像 309cm
増長天像 300cm
広目天像 304cm
多聞天像 310cm




その他主要伽藍

東大寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。

大仏殿
南大門
戒壇堂・指図堂・勧進所
念仏堂・俊乗堂・行基堂
梵鐘・大湯屋
二月堂
三昧堂(四月堂)・開山堂
正倉院・転害門
東大寺ミュージアム