伊波多神社

伊波多神社の創建年は不明ですが、『延喜式神名帳』にその名が記されており、少なくとも平安時代以前の創建が判明しています。神社から300mほど離れた山腹に約4m四方の高座石があり、昔はここに社があったともいわれています。

江戸時代には「立和宮」と称していました。立和宮と呼ばれた由来は、社殿の下は明神淵と呼ばれ、後醍醐天皇の太刀が流れ着いたという伝えがあり、立和宮は立岩がなまってタチワとなったとされています。

御祭神

御祭神は伊波多神ですが、正確なことは不明です。また地元の古老は五瀬命とも八幡大神とも伝わっています。当社の本地仏として八幡大菩薩像が永豊寺に安置されています。

【八幡大菩薩像】

近所にある永豊寺にて保管されている仏像です。永豊寺収蔵庫ができてからお移りになったとのことで、台風など自然災害が発生した際に収蔵庫なら安全だと考え収蔵庫に安置されるようになりました。

境内の様子

境内には末社として本殿のすぐ横に稲荷神社が鎮座しています。創建年代などは不明ですが、社殿が傷んでいるため、現在は社殿を覆うように屋根が取りつけられています。

近くのおすすめスポット

【永豊寺】

当社の本地仏を安置する永豊寺ですが、その他にも永豊寺に伝わる平安時代の仏像が収蔵庫に3体安置されています。当社から車で数分のところにあるため、一緒に参拝することをオススメします。特に収蔵庫の拝観に予約は要らないとの事でしたが、一応事前予約されることをおすすめします。

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永豊寺

【栃尾観音堂】

栃尾観音堂といえばやはり見るもの全てを虜にする円空仏で有名です。天の川沿いにひっそりとしたお堂に祀られています。無住の寺院ですが、地元に人たちによって管理されており、普段から拝観することができます。堂内には多くの有名人の色紙などが飾られており、栃尾観音堂がいかに信仰されているかが伺えます。

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栃尾観音堂

アクセス

<住所> 

<駐車場> 駐車場なし

電車・バスをご利用の場合
近鉄下市口駅からバスで 中庵住行き『中和田』下車徒歩数分(本数に注意)