海龍王寺





海龍王寺

真言律宗・海龍王寺は平城宮跡の端にあることから古くから「隅寺」と呼ばれ、遣唐使として中国に渡っていた海龍王寺初代住持の玄昉が、航海の途中に暴風雨に襲われながらも「海龍王経」といわれる経典が蔵経されていた船が無事に種子島に漂着したことから「旅行・留学の安全祈願」として現在でも多くの人が祈願に訪れます。本尊・十一面観音像は秘仏であり春と秋に特別公開されています。

御朱印はこちら→海龍王寺御朱印

歴史

本堂

創建について、伝承では731年に遣唐留学僧として唐に渡っていた玄昉が帰国し、光明皇后は『皇后宮内寺院』の伽藍を整えられます。隅寺(海龍王寺)としての歴史は、ここから始まりました。聖武天皇・光明皇后は、最新の仏教・仏法のみならず、鎮護国家の基礎となる仏教政策も学び取ってきた玄昉から、いつでも自由に意見を求めるため、内裏に近く、自身が起居する皇后宮内にある海龍王寺の住持に任じます。

平安時代には衰退しますが、鎌倉時代に真言律宗の祖である興正菩薩叡尊上人により再興されました。




十一面観音像

十一面観音立像(重要文化財)

木造 像高:94.0cm、鎌倉時代

創建時の本尊は光明皇后による自作とされていましたが、現在の仏像は鎌倉時代にそれまであった本尊を模して慶派仏師により造立されました。色彩を多く残しその美しさは圧巻です。また顔は慶派の中でも快慶を思わせる美しい表情をしており、体躯、衣、プロポーションなど鎌倉時代の特徴がよく表れた仏像です。基本的に秘仏であるため現在まで造立時の姿をしており、間近で見ることができます。

【特別公開】2018年 10月25日〜11月12日

五重小塔

五重小塔(国宝)高さ:4.01m、奈良時代

創建時から現在まで西金堂に安置されています。天平時代の建築技法を現在に伝え、塔の建築様式の発展をたどる上にも重要であることと、建造物としての五重塔は海龍王寺だけであり大変貴重な塔です。

本来、五重塔とは興福寺や法隆寺に見られるような高さ数十メートルの建物がほとんどですが、海龍王寺は光明皇后の住居内という限られた敷地の中に伽藍を持ち込まなければならなかったため、このように小塔となったと考えられています。

年間行事

本尊公開日の日程は前後する場合があります。

3月23日~4月7日 十一面観音 御開帳
4月18日 四海安穏祈願法要
5月1日~5月9日 十一面観音 御開帳
10月25日~11月12日 十一面観音 御開帳
11月第1土曜・日曜日 19時〜 布薩の行法

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【法華寺】

海龍王寺から徒歩数分のところにある寺院です。光明宗総本山の法華寺は平城宮跡の端にある門跡寺院です。東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられています。秘仏公開期間がほとんど同じのため同時に拝観することをおすすめします。

詳しくはこちら→法華寺

アクセス

<住所> 奈良県奈良市法華寺北町897

<電話> 0742-33-5765

<拝観時間> 9:00~16:30(特別公開時は9:00~17:00)
※8月12日~17日、12月24日~31日は拝観不可

<拝観料> 大人500円(特別公開時はプラス100円)

<駐車場> 無料駐車場あり

電車・バスでお越しの方へ
近鉄大和西大寺駅から徒歩15分
近鉄大和西大寺駅から法華寺前下車すぐ






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