興福寺 中金堂落慶




興福寺

「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている法相宗大本山の寺院です。西国三十三所の第九番札所や阿修羅像で知られる寺院ですが、見所はそれらだけではなく、特に国宝仏像は全国の13%がここ興福寺の仏像です。平成30年10月には中金堂が落慶します。

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中金堂の再建

中金堂は興福寺伽藍の中心になる最も重要な建物で、6回の焼失・再建を繰り返した中金堂ですが、後享保2年(1717)に焼失し、その後は仮講堂が建設されただけにとどまってきました。しかし2018年10月に300年ぶりに再興され落慶します

焼失以前の旧中金堂は寄棟造、桁行7間・梁行4間、屋根は2重で下の屋根は裳階がつき、金堂としての大きさは奈良市内では東大寺大仏殿に次ぐ建築物だったとされています。堂内は本尊・丈六釈迦如来像を中心に、薬王・薬上菩薩像と2体の11面観音菩薩像の4体を脇侍に従え、四天王像、さらに養老5年(721)に橘三千代が夫不比等の1周忌に造立した弥勒浄土像も安置されていたとされています。

記念事業一覧

【国宝館】

(1)邂逅―「志度寺縁起絵」特別展示―
香川県・志度寺所蔵の「志度寺縁起絵」のうち、中金堂本尊・釈迦如来像に関わる伝承をもつ「讃州志度道場縁起」(海女の珠取り)を拝借し、関連する寺宝と共に展示。
【展示期間】10月1日(月)~31日(水)
前期:10月 1日(月)~10月15日(月)
後期:10月16日(火)~10月31日(水)
(2)再会―興福寺の梵天・帝釈天
現在、東京・根津美術館に所蔵される帝釈天立像は、一組の像として梵天立像と共に安置され、明治期の廃仏毀釈などによる影響で興福寺を離れた御像です。今回、帝釈天が里帰りし、梵天との奇跡の「再会」を果たします。
【展示期間】10月1日(月)~11月15日(木)

【興福寺会館】

興福寺中金堂を中心に過去の伽藍など興福寺の歴史がわかる品々を展示しています。
【展示期間】10月20(土)〜11月8日(木)拝観料は無料

【一般拝観】

10月20日〜 拝観料500円




アクセス

<住所> 奈良県奈良市登大路町48

<電話> 0742-22-7755

<駐車場> 有料駐車場あり

電車をご利用の場合

近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩15分




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