竹林寺




竹林寺

本堂

木造薬師如来像、地蔵菩薩立像などを多くの仏像が奉安された寺院です。元加佐寺(笠寺)と称し、聖徳太子または良弁僧正の創建とされています。また当時は長谷寺の奥の院といわれ、長谷寺の十一面観音が作られた楠の霊木のその共木を使い薬師如来立像が作られ奉安されたとしていますが、創建時の仏像は現存していません。

明治初年まで荒神社と一体で、現在でも板面荒神は竹林寺に祀られ、荒神大祭では竹林寺で神事も行われています。

基本的に拝観ができない寺院ですが、年に6回の御開扉があります。
大祭 1月28日、4月28日、9月28日
薬師祭 4月8日、8月14日、9月8日

笠山荒神についてはこちら→笠山荒神社

本堂内の様子

本堂内は正面に本尊十一面観音像が安置され、両隣の部屋に板面荒神図、不動明王像などの諸像が安置されています。

【十一面観音像】

本尊・十一面観音立像 製作年代不明

2mほどある十一面観音像です。かつては長谷寺奥の院といわれていたことから長谷寺式の観音像ですが、本来は錫杖を右手に持たれているのが一般的ですが、こちらの観音像は槍?銛?のような武器を持っている珍しい仏像です。全体的に平べったい印象が持たれ、顔の表情も何とも言えない可愛らしい仏像です。

上半身と衣の拡大画像です。衣には色彩は残っていないものの、文様ははっきりと残っています。





その他にも多くの仏像が安置されています。本尊の隣の部屋にまとめて安置されています。半分物置部屋ともいえるほど、座布団や机などいろいろな物が置かれています。

不動明王

版木

荒神像・阿弥陀如来像・弘法大師像

愛染明王像




収蔵庫

竹林寺の収蔵庫には鎌倉時代の地蔵菩薩立像(県重文)、平安時代の薬師如来立像(重文)の2体の仏像が安置されています。

【薬師如来立像】

木造薬師如来立像(重要文化財)

木造 像高:194.3cm 鎌倉時代

頭部から両袖や台座蓮肉部までを、檜の一材から彫出した平安初期の代表作である。螺髪は植付け、両手首より先をはぎ付ける。背面から長方形に内刳りを行なってから背板を当ています。

強く隆起した肉髻の形や厳しく闊達な表情の面相、体躯にみる充実した重量感、深く刻んで全体に力強い印象を与え、緊密に構成された衣文など、いずれも平安時代初期の典型的な表現を示しています。

【地蔵菩薩立像】

地蔵菩薩立像(県指定重要文化財)

木造 鎌倉時代

収蔵庫に安置される仏像で像高は70cm〜80cm程度と思われます。鎌倉時代作とだけあり、細部まで丁寧に作られた仏像で一部に彩色が残っています。像内に納入文書があり、300人もの結縁者の名前が書かれています。その中に西大寺の叡尊の関係の人物の名前もあるなど、なぜこの地に安置されているのか気になる点も多い仏像です。




笠山荒神大祭

神事の様子

板面荒神図

神輿

笠山荒神では年に3回の大祭が行われ、大祭はまず竹林寺で良弁僧正筆・弘法大師複製の板面荒神図が開扉され、神事が行われます。その後神輿を荒神神社まで担ぎます。

【大祭日程】1月28日、4月28日、9月28日 ※10時半を目処に神事が始まります。桜井駅北口より臨時バスあり。

アクセス

<住所> 奈良県桜井市笠 大字笠2340

<電話> 0744-48-8556

<駐車場> 無料駐車場あり(狭路)

<拝観料> 300円(収蔵庫)

車・電車・バスをご利用の場合
天理東ICより約12km
福住ICより約10.5km
針ICより10km
JR・近鉄桜井駅より車で30分
近鉄長谷寺駅より車で20分




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