笠山荒神社



笠山荒神社

日本三大荒神の一つとされる笠山荒神は日本第一の荒神として知られます。鷲峰山の中腹に位置する当社は人里離れた地にあり、自然に囲まれたひっそりとした神社です。また境内には閼伽井不動や竹林寺(後述)があり見どころたくさんの場所です。

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笠山三宝荒神社

歴史・御祭神

拝殿

日本第一笠山荒神は三千年の昔から笠山鷲峯山に祀られ、峯谷を御神体として、人々は入山することなく、霊神は笠山のすそ野である山の辺の道に散在する社寺の三宝(仏・法・僧)を守る神として栄えたとされています。

『笠荒神鷲峰山竹林寺來由記』には修験道の祖・役行者により笠山に荒神の宝祀を営み護摩を修し霊神に供すると記されています。また奈良時代には大仏殿建立に際し障害が多かったことから、荒神を祀るべしとの啓示があり、良弁僧正が板に荒神を描き竹林寺に安置しています。その後弘法大師が良弁僧正が描いた神影を模して、荒神の尊像を刻み笠山に安置しています。

【御祭神】土祖神、興津彦神、興津姫神



閼伽井不動

閼伽井の池は古より高僧・修験者の霊場として知られています。その歴史は養老2年(718)善無畏三蔵が閼伽井の池を拓いたとされます。また弘法大師は高野山建立前にこの地により閼伽井の池で21日間の修行を行なっています。その後、弘法大師は高野山を開山するも度重なる火災などに苦しみ、再び閼伽井の池で水行をこなし、不動明王を祀りました。これが閼伽井不動の起源です。

現在では閼伽井の池は表参道入口傍にあり、荒神社に参拝する前に閼伽井不動を参拝することが習わしとなっています。

竹林寺

元加佐寺(笠寺)と称し、聖徳太子または良弁僧正の創建とされています。また当時は長谷寺の奥の院といわれ、長谷寺の十一面観音が作られた楠の霊木のその共木を使い薬師如来立像が作られ奉安されたとしていますが、創建時の仏像は現存していません。明治初年まで荒神社と一体で、現在でも板面荒神は竹林寺に祀られ、荒神大祭では竹林寺で神事も行われています。

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竹林寺

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長谷寺



荒神大祭

神輿渡御

神事の様子

板面荒神図

笠山荒神では年に3回の大祭が行われ、大祭はまず竹林寺で良弁僧正筆・弘法大師複製の板面荒神図が開扉され、神事が行われます。その後神輿を荒神神社まで担ぎます。

【大祭日程】1月28日、4月28日、9月28日 ※10時半を目処に神事が始まります。桜井駅北口より臨時バスあり。

アクセス

<住所> 奈良県桜井市笠2415

<電話> 0744-48-8312

<駐車場> 無料駐車場あり

電車・バスをご利用の場合
天理東ICより約12km
福住ICより約10.5km
針ICより10km
JR・近鉄桜井駅より車で30分
近鉄長谷寺駅より車で20分



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