光明真言土砂加持大法会
光明真言土砂加持大法会
光明真言土砂加持大法会は、西大寺中興の祖である興正菩薩叡尊上人が光明真言の高徳を広く民衆に廻らし、一門の結束を強めるために創始した真言律宗一門最大の年中行事として西大寺で連綿と続く伝統の法会です。
興正菩薩 叡尊により文永元年(1264)から始められ、一度も途切れることなく、執り行われています。
現在この法会は10月3日から5日まで、3日間休むことなく厳修されており、様々な式次第が執り行われる中で、特に印象的なのが「綱維問訊」と「光明真言行道」です。
「綱維問訊」では、鼠色の衣を着けた僧侶(綱維)が登場して最長老の前で五体投地を始めますが、その動きはゆっくりで、7〜8分かけて行なっていきます。その姿が提灯を折りたたむような姿であるから「提灯たたみ」とも呼ばれています。
綱維問訊が終われば、光明真言を唱えながら堂内をぐるぐる回る「光明真言行道」が行われます。一音唱えるごとに畳一畳を進んでは止まり、止まっては進みを繰り返しながら堂内を回ります。
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日時・式次第
十月二日 | 大黒堂 | 大黒天供 | 午前11時頃 | |
愛染堂客殿 | 門徒規式 | 午後3時頃 |
十月三日 | 本堂 | 関白 | 総番 | 午後2時 |
供師 | 午後3時40分 | |||
供師 | 午後5時20分 | |||
初夜 | 総番 | 午後7時 | ||
供師 | 午後8時40分 | |||
供師 | 午後10時 | |||
供師 | 午後11時30分 |
十月四日 | 本堂 | 供師 | 午前1時 | |
供師 | 午前2時30分 | |||
後夜 | 総番 | 午前4時 | ||
供師 | 午前5時30分 | |||
供師 | 午前7時 | |||
供師 | 午前9時 | |||
【別座】愛染堂 本堂西座 | 御影供 | 供師以外 | 午前10時 | |
祠堂 | 供師以外 | 引き続き | ||
本堂 | 供師 | 午前11時 | ||
供師 | 午後12時30分 | |||
中日(日中) | 総番 | 午後2時 | ||
供師 | 午後3時40分 | |||
供師 | 午後5時20分 | |||
初夜 | 総番 | 午後7時 | ||
供師 | 午後8時40分 | |||
供師 | 午後10時 | |||
供師 | 午後11時30分 |
十月五日 | 本堂 | 供師 | 午前1時 | |
供師 | 午前2時30分 | |||
後夜 | 総番 | 午前4時 | ||
供師 | 午前5時30分 | |||
供師 | 午前7時 | |||
供師 | 午前9時 | |||
供師 | 午前11時 | |||
結願 | 総番 | 午後12時 | ||
続いて梵網経講讃、供養法 | ||||
奥之院参拝 | 午後3時頃 |
法要の様子
下記の画像は10月4日の初夜の様子です。上記の式次第にもある通り午後7時〜午後8時40分まで行われます。
境内の様子
境内は光明真言土砂加持大法会の間は24時間開いており、普段では見れない景色が見られます。灯りのついた本堂も珍しいですが、、特に珍しいのは本堂前の塔跡には美しい光のモニュメントが作られており、その周りを光明真言が書かれた灯が塔跡を一周しています。光のモニュメントは毎年デザインが変わります。
アクセス
<住所>
<電話> 0742-45-4700
<入山時間>
本堂 8:30~16:30
愛染堂 9:00〜16:30
四王堂 8:30~16:30
聚宝館 9:00〜16:30(公開時のみ)
<拝観料>
共通券(本堂・四王堂・愛染堂 三堂共通拝観)一人800円
聚宝館 別途300円
<駐車場> 有料駐車場あり
自動車をご利用の場合
阪奈道路より約5分
西名阪自動車道・郡山ICより北に20分
京奈和自動車道・木津ICより南に15分
電車をご利用の場合
近鉄大和西大寺駅下車後、南出口から徒歩3分