西円堂(法隆寺)



西円堂

西円堂(国宝)鎌倉時代

西円堂は夢殿と同じ八角円堂の建物です。奈良時代の養老2年(718)に橘夫人の発願によって行基菩薩が建立したと伝えていますが、現在の建物は建長2年(1250)に建立され、夢殿と比べると少し小さめです。四面に扉、正面には連子窓があり、普段から拝観できますが、堂内に入ることはできません。三経院の前にある無料休憩所から少し階段を上ったところにあり、法隆寺山内で最も高台にあたります。また西円堂からは西院伽藍を一望できます。

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法隆寺 西円堂

薬師如来像

丈六薬師如来坐像(国宝)

脱活乾漆造 像高:246.3㎝、鎌倉時代

西円堂の本尊で「峯の薬師」と呼ばれています。国内最大級の乾漆像として知られています。八角形の裳懸け座に坐し、光背は二重になった円相には七仏薬師と千体仏が取り付けられています。(鎌倉時代後補)また薬師如来像を取り囲むように十二神将像が、また東面には千手観音像、北面には不動明王像が安置されています。

西円堂修二会
2月1日〜3日まで、西円堂本尊である薬師如来坐像の前で行われる行事で「薬師懺悔」と呼ばれます。薬師懺悔の結願後に引き続き行われる「追儺会」はもともと宮中の疫病退散を祈って行われた行事で、現在では節分の豆まきとなっています。また「鬼追式」とも呼ばれています。

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修二会について



鐘楼

正岡子規が詠んだ「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の俳句はこの西円堂横の鐘楼の鐘のことです。現在も現役の鐘で、8:00〜16:00の2時間おきに1日5回時刻の数だけ鐘が撞かれています。法隆寺山内で最も高台にあることから鐘の音は離れたところでもよく聞こえます。

法隆寺の伽藍

法隆寺の主要堂塔については各ページで詳しく紹介しています。

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法隆寺

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金堂・五重塔・大講堂(法隆寺)

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上御堂(法隆寺)

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東室・聖霊院・妻室(法隆寺)

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三経院・西室(法隆寺)

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食堂・綱封蔵(法隆寺)

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大宝蔵院(法隆寺)

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夢殿(法隆寺)



アクセス

<住所> 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1

<拝観時間>
2月22日~11月3日:午前8時~午後5時
11月4日~2月21日:午前8時~午後4時30分

<拝観料> 一般1,500円 / 小学生750円

<駐車場> 近隣に民間の駐車場あり

電車をご利用の場合
JR法隆寺駅より
徒歩約20分
バス「法隆寺参道」行き 法隆寺参道下車



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