當麻寺 西南院



西南院

當麻寺の塔頭寺院の一つ、真言宗西南院です。庭園には西塔がそびえ、美しさと力強さがあります。また庭園を眺めながら抹茶をいただくことができ、予約制ではありますが精進料理もいただけます。

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當麻寺 西南院

歴史

西塔(手前)と東塔

西南院は、當麻真人国見が麻呂子親王によって草創された萬法蔵院を、白鳳12年百済の僧正恵潅を導師に迎え當麻寺として還造した時、裏鬼門の守の寺院として創建されたのが始まりで、西塔の別当となりました。

その後弘法大師が来たこともあり、その時より宗派が真言宗となっています。



三観音

HPより引用

西南院本堂に安置する秘仏三尊です。左から千手観音像、本尊十一面観音像、聖観音像で全て重要文化財に指定されています。

【三観音 公開期間】例年11月下旬

花の寺

関西花の寺霊場の一つでもあり、境内には季節ごとに様々な花が楽しめます。特にシャクナゲと牡丹は西南院を代表する花であり開花時期には多くの人が参拝します。

【見頃時期】
シャクナゲ・・・4月中旬〜5月中旬
牡丹・・・4月中旬〜5月中旬

シャクナゲ

シャクナゲ

牡丹

牡丹



庭園

西南院の庭園は、江戸初期に造られたものを、中期頃一音法印によって改修された池泉廻遊式庭園で、天平建築の粋たる西塔を東側に組み入れ、水面に映る西塔の美しさは定評があります。また紅葉時には多くの人が訪れます。

紅葉見頃・・・11月中旬〜12月上旬

當麻寺主要寺院

當麻寺では本堂の他に多数の塔頭寺院があります。
當麻寺では複数の塔頭寺院が存在しています。庭園に力を入れている寺院や、精進料理がいただける寺院など様々あり、ぜひ塔頭寺院も参詣することをオススメしています。

【本堂】

本尊・當麻曼荼羅を安置する本堂です。當麻曼荼羅は中将姫が一夜で織り表したという尊い伝説で知られる4メートル四方の大画幅で、極楽浄土の教えが壮麗に描かれています。原本は奈良国立博物館に、現在は「文亀曼荼羅(重文)」が祀られます。

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當麻寺

【中之坊】

中将姫剃髪の地と伝承され、中将姫の仏法の師である実雅の開基というが、開創の詳しい事情は不明です。吉野町の竹林院、大和郡山市の慈光院と並び大和三庭園の一つとして知られます。

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當麻寺 中之坊

【奥院】

當麻寺最大の塔頭である奥院は、浄土宗総本山知恩院(京都市東山区)の「奥之院」として応安3年(西暦1370年)に建立されました。美しい浄土庭園や當麻寺ゆかりの品を拝見できる宝物館は見応えがあります。

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當麻寺 奥院

【護念院】

當麻寺の塔頭寺院の一つで、正式名は「當麻寺紫雲山護念院」と云います。當麻寺本堂の向かって左手に位置します。境内の庭園「双塔園」は牡丹を初め四季折々の花が彩ります。

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當麻寺護念院

【千佛院】

當麻寺の塔頭寺院の一つで阿弥陀如来坐像を本尊とします。千佛院の由来は、千体の仏様を配した厨子の中に、阿弥陀如来が安置されていることによります。本堂前に広がる回遊式特別庭園は牡丹が咲き誇ります。

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當麻寺千佛院

【竹之坊】

當麻寺の真言宗五ヶ院の一つ竹之坊です。本尊に役行者を祀り、かつては修験者が修行の祈願のため、必ず立ち寄る場所だったとされています。『葛嶺雑記』には、「御宿坊、真言竹之坊」と記され、葛城の峯入りする者にとっては重要な行所であり、宿泊地でもありました。

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當麻寺 竹之坊

【宗胤院】

當麻寺塔頭寺院の一つで、享禄・天文時代を中心に當麻寺の営繕にたずさわった勧進聖の筆頭、宗胤上人(?-1547)を始祖とする寺院です。大変美しい御朱印をいただける寺院として最近では知られます。※御朱印は要予約

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當麻寺宗胤院



アクセス

<住所> 奈良県葛城市當麻1263番地

<電話> 0745-48-2202

<拝観料>  大人300円 子ども250円 拝観と抹茶700円

<拝観時間>  9時~17時

<駐車場> 駐車場なし(付近に有料駐車場あり)

<HP> http://taimadera-sainain.or.jp/

電車をご利用の場合
近鉄南大阪線「当麻寺駅」下車 徒歩にて約15分
JR和歌山線「高田駅」下車 タクシーにて約15分
近鉄大阪線「大和高田駅」下車 タクシーにて約15分



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