鶴屋徳満



鶴屋徳満

創業は明治時代初期、浪速の老舗「鶴屋八幡」より分立して110余年が経つ、奈良県屈指の老舗和菓子屋です。有名な「三笠」や修二会の頃に販売される「良弁椿」などの有名和菓子は鶴屋徳満が発祥です。本店では令和5年より店舗が改装され、店内で喫茶ができるようになりました。季節の和菓子はもちろん夏季限定でかき氷もいただけます。

和菓子

【献上三笠】

三笠は鶴屋徳満を代表するお菓子です。若草山のイメージからふくよかな和菓子になっています。直径15cmほどの大きなどら焼きと言えばわかりやすいでしょうか?また献上三笠とは皇室献上の栄に浴している最高級の三笠として有名です。

【子鹿】

その名の通り表面に「鹿」をデザインし、小さな和菓子「子鹿」です。表面は分厚い生地ですが、中は古代米を混ぜた黒いお餅が入っています。手軽に食べられることからお土産に大変人気です。

【鶴屋ロール】

老舗和菓子店ではありますが、こちらのようなお菓子も販売しています。一見ロールケーキのように見えますが、味はカステラです。ただし一般的なカステラより格段に柔らかいのが特徴的です。ロールでも販売しています。

【花びら餅】

こちらは正月だけ販売される新年を祝う高級和菓子です。諸説ありますが、その起源は平安時代に遡り、江戸時代に広まったのが花びら餅のようです。

真ん中の黒い紐状のものは「宇治金ごぼう」です。

【開山 良弁椿】

東大寺二月堂で行われる「修二会(お水取り)」の季節にだけ販売される最高級の和菓子です。東大寺開山堂の椿を模した紅白に着色した練り切りの花弁と、黄味餡のおしべからなる和菓子です。

椿菓子の比較についてはこちら↓↓

お水取りの椿菓子

【閼伽水(あかのみず)】

こちらも開山良弁椿と同様お水取りの季節にだけ販売される和菓子です。お水取りの行は若狭井(閼伽水)から汲みあげた聖水を御仏にささげます。この清らかさをお菓子にイメージしています。

【小折饅頭】

春日若宮おん祭りで大宿所に幕末まで供えられていた「小折饅頭」です。長い間途絶えていたお菓子でしたが鶴屋徳満が春日大社と相談しながら150年ぶりに復興したお菓子です。

おん祭りの開催期間である12月15日〜18日まで三条店で販売されます。

春日若宮おん祭りについてはこちら↓↓

春日若宮おん祭り



喫茶

令和5年の130年ぶりの改修工事により店内奥で飲食が可能になりました。歴史ある建物の風情を活かした落ち着いた空間となっており、ゆっくり喫茶を楽しむことが出来ます。季節の和菓子と抹茶のセットが基本となっていますが、夏にはかき氷も予定されています。

和菓子と抹茶のセット

法隆寺の古材で作られたタンス

歴史を感じさせる空間

かき氷

鶴屋徳満では秘伝自家製餡 和三盆たっぷりの「あん氷」通年でいただけます。黒蜜に見えるシロップは贅沢な和三盆を使用し、氷の中から粒餡が出てきます。甘いのが苦手な人でも完食できほどのスッキリした味わいは流石の一言です。さらに「桜餅」をイメージした「桜餅氷」もいただけます。

※かき氷は本店と三条店でいただけます。

あん氷

桜餅氷

その他のかき氷はこちら↓↓

奈良のおすすめ「かき氷」

 

近くのおすすめスポット

【興福寺】

古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている法相宗大本山の寺院です。西国三十三所の第九番札所や阿修羅像で知られる寺院ですが、見所はそれらだけではなく、特に国宝仏像は全国の13%がここ興福寺の仏像です。

詳しくはこちら↓↓

興福寺

【元興寺】

6世紀末、飛鳥に建立した日本最古の本格的寺院「法興寺(飛鳥寺)」が平城遷都に伴って718年に法興寺は現在の地に移転し元興寺と改めました。奈良時代には興福寺東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていましたが、現在ではその殆どを失いました。

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元興寺

【采女神社】

猿沢池畔に鎮座する神社で、春日大社の境外末社です。例祭を除き、普段は閉められている神社ですから多くの人は未参拝の神社かもしれません。しかし例祭「采女祭」の際には開いておりどなたでも参拝することができます。

詳しくはこちら↓↓

采女神社



アクセス

本店
<住所> 奈良県奈良市下御門町29
<電話> 0742-23-245
<営業時間> 9時〜18時
<HP> https://tsuruyatokuman.co.jp/index.html
<定休日> 基本木曜日、祭日、正倉院展など繁忙期は営業

三条店
<住所> 奈良県奈良市角振新屋町4−番地
<電話> 0742-27-0353
<営業時間> 10時〜19時
<定休日> 年中無休



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