参籠に参加(薬師寺)
参籠に参加
薬師寺では3月25日〜31日まで修二会(花会式)が行われ、私たちも参加することができます。主に奉賛会(友の会)会員や写経者を中心に事前に参加するか否かの手紙が届き、参加申請すると期間中の1泊2日の参加が可能になります。
「参籠」とは文字通りお寺に籠ってお経を唱え続けることを指し、拝観時間外の19時〜、深夜3時〜の法要に参加します。1週間続く修二会ですが、私たちはそのうちの1日だけ参加できます。
この記事では参籠の体験記を記しています。
修二会(花会式)についてはこちら↓↓
薬師寺について
南都六宗の一つである法相宗の大本山です。天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。薬師三尊像や、東塔・西塔などその見た目の美しさから日本で最も美しいと寺院とも称されています。
詳しくはこちら↓↓
参籠のスケジュール
スケジュールは25日〜30日と結願にあたる31日の2パターンあります。参籠者はこのスケジュールに沿って行動します。受付、宿泊所、食堂は主に本坊・お写経道場で行います。
【25日〜30日】
15:00〜 | 参籠受付、ハガキと引き換えに夕食券を貰います。 |
17:00〜 | 参籠に際しての注意事項やスケジュールの確認を僧侶から説明を受けます。 |
17:00〜22:00 | 沐浴 ※法要前に沐浴すると湯冷めの可能性あり。法要後がオススメ |
17:30〜18:00 | 夕食 |
18:30〜 | 白鳳伽藍開門 ※早めに並んでおくといい席に座れるかも。 |
19:00〜21:15 | 勤行(初夜・半夜)※金堂にて行われます |
22:00 | 沐浴終了 |
22:30 | 消灯 |
2:30 | 起床 |
3:00〜5:00 | 勤行(後夜・晨朝)※金堂にて行われます |
6:30〜7:30 | 朝食(朝粥) |
7:30 | 解散 |
【31日】
14:30〜 | 加藤執事長の法話 |
法話終了後 | 参籠受付、ハガキと引き換えに夕食券を貰います。 |
16:30〜18:00 | 夕食 |
16:30〜22:30 | 沐浴 ※法要前に沐浴すると湯冷めの可能性あり。法要後がオススメ |
18:00 | 写経道場前に集合 |
18:30〜21:30 | 神供・薬師懺悔行法(初夜)鬼追い式 ※金堂にて |
22:30 | 沐浴終了 |
23:00 | 就寝 |
4:30 | 起床 |
5:00〜5:30 | 勤行 ※金堂にて |
5:30〜6:00 | 休ヶ丘八幡宮にて社参 |
6:00〜7:00 | 朝食(朝粥)、解散 |
【参籠中の写真】
勤行後の様子
夜の白鳳伽藍
夕食
朝食(朝粥)
おすすめの持ち物
参加券になるハガキには特に持ち物の記載がありません。私の経験から今後参加される方にオススメの持ち物をピックアップしました。
・タオル、バスタオル
・歯ブラシ
・カイロ、手袋
参籠の前・後に見ておきたい薬師寺の特別展
また修二会の期間中、薬師寺では様々な特別展・特別公開が行われており一年で最も薬師寺を満喫できる期間となっています。参籠の受付は午後5時、解散は翌朝7時過ぎとなるため、もし時間に余裕があるなら期間限定の特別展・特別公開は必見でしょう。
主な特別展・特別公開
・食堂 特別公開 〜6月30日まで
・西塔初層 特別公開 〜6月30日まで
・玄奘三蔵伽藍 特別公開 〜6月30日まで
・大和椿盆栽会 〜3月31日まで
アクセス
<住所> 奈良県奈良市西ノ京町457
<電話> 0742-33-6001
<入山時間> 8:30~17:00
<拝観料>
通常拝観券(白鳳伽藍のみ):800円
通常拝観券(白鳳伽藍+玄奘三蔵伽藍):1,100円
共通拝観券(通常拝観券+西塔・食堂):1,600円
<駐車場> 有料駐車場あり 500円
自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km
電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ