豊浦寺跡(向原寺)



向原寺

甘樫丘の麓に建つ向原寺(浄土真宗本願寺派)はかつて推古天皇の豊浦宮や小墾田宮のあった所とも伝えられている、歴史的重要な場所でもあります。境内にはその遺構も発掘されています。また堂内には盗難被害から帰ってきた美しい金銅仏が安置されています。

御朱印はこちら→向原寺御朱印

歴史・豊浦寺跡

欽明天皇13年(552)百済聖明王より賜わった仏像経論を蘇我稲目向原の家を寺として祀った仏法の根源、最初の寺とされます。その後、物部尾輿と中臣鎌子による廃仏の争いにより仏像を難波 (なにわ) の堀江に捨て、伽藍を焼き払ってしまいました。

その後豊浦宮より小墾田宮に遷都の際に推古天皇は豊浦宮跡に寺院を建立することとして蘇我馬子に授け、馬子は本格寺院として豊浦寺を建立しました。日本最古の尼寺として知られます。

現在は江戸時代に建立された向原寺がその後を引き継いでいるとされ、境内やその周辺には豊浦寺の遺構が残っており、昭和60年度の発掘調査により蘇我馬子建立の豊浦寺伽藍更に下層より推古天皇豊浦宮遺構が発見され、向原寺境内からは豊浦寺講堂跡と推定される版築の基壇が検出されました。


金銅仏

観音像 像高:24.1cm 飛鳥時代

明和9年(1772年)に難波池より百済仏と考えられる金銅仏が発見されました。発見時は頭部だけでしたが、その後補作されました。昭和49年(1974)に盗難に遭い長らく消息不明の仏像でしたが、2010年にオークションに出品されていたところを見つけ買い戻し現在は本堂に安置されています。

残念ながら仏像とともに盗まれた厨子は出品されておらず不明のままです。

年中行事

1月1日 修正会
2月11日 薬師法要
3月春分の日 納骨堂納骨者春季追悼法要・春季彼岸会
4月第2日曜日 春季永代経法要
7月最終日曜日 大蔵経虫干法要
9月秋分の日 納骨堂納骨者秋季追悼法要・秋季彼岸会
11月第2土曜日 報恩講法要・秋季永代経法要



近くのおすすめスポット

【甘樫坐神社】

向原寺のすぐ近くに鎮座する推古天皇を御祭神とする神社です。『日本書紀』によれば允恭天皇4年(415)年、政治の乱れを正そうと、古代の裁判である「盟神探湯(くがたち)」が、この地で行われました。現在でも毎年4月に盟神探湯神事が行われています。

<住所> 

アクセス

<住所> 奈良県高市郡明日香村豊浦630

<電話> 0744-54-2512

<駐車場> 無料駐車場あり(数台)

電車・バスでお越しの場合
橿原神宮前駅から「豊浦」下車すぐ



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