笛吹神社(葛木坐火雷神社)



笛吹神社(葛木坐火雷神社)

正式名は葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづち)と言いますが、一般的に笛吹神社で親しまれています。当社は大砲で知られる神社で、絵馬にも大砲が描かれているなどシンボル的存在です。また火の神様と笛・音楽の神様を祀っていることから多くの関係者が訪れます。

御朱印はこちら↓↓

葛木坐火雷神社(笛吹神社)

鬼滅の刃で人気観光地に

出典『集英社』

昨今は社会現象にもなっている「鬼滅の刃」の関連地として多くのファンが訪れています。

祭神である火雷大神は「火雷神」(ほのいかづちのかみ)をさらに敬った呼び方であり、主人公である炭治郎とともに鬼狩りの剣士として活躍する我妻善逸の技「雷の呼吸 漆ノ型 火雷神」と同じであることから注目を集めています。

歴史・御祭神

創建の年代は不詳ですが、当社に伝わる旧記には、『笛吹連(ふえふきのむらじ=当社の祭祀を代々受け継ぐ持田家の先祖)の祖・櫂子(かじし)は火明命の後にして崇神天皇の十年 建埴安彦を討ちて功あり 天皇より天磐笛を賞賜せられ笛吹連の名を命ぜられる』とあり、崇神天皇の御代にはすでに当社が鎮座していたことが伺えます。

平安時代の延喜式神名帳には、『葛木坐火雷神社二座並名神大月次相嘗新嘗』と記されています。

火雷大神を奉る火雷神社と笛吹連の祖神天香山命を奉る笛吹神社の二社は元々別に祀られていたようですが、延喜の制以前にこの地に祀られたのではないかと考えられています。

天香山命の子孫「笛吹連」が代々この地に住み、祖先神に奉仕し、この土地を笛吹と称えた。その為か、現在も正式な葛木坐火雷神社という名よりも笛吹神社という名の方が地元の人々にも親しまれています。

御祭神:火雷大神、天香山命



大砲

当社のシンボルでもあるこの大砲は、日露戦争の記念として明治42年6月に政府により奉献された露国製加農攻守城砲で、昭和51年春に昭和天皇在位50年を記念して有志の寄進により車輪が修復されました。

この大砲は当社の絵馬の柄にも起用されています。

境内の様子

天然記念物「笛吹神社イチイガシ林」が鳥居の脇で参拝者を出迎えてくれます。また境内の至る所に末社が鎮座しており、その一番高いところに拝殿・本殿が建っています。春には桜・初夏にはあじさいが彩ります。

百度石

イチイガシ

都波神社

梅室神社



熊野・稲荷・春日神社

森本・浅間・空室神社

笛吹神社古墳

境内御本殿の傍らに棺槨を完備した円形墳があります。槨は粗質の花崗岩を以って積み、玄室の中央に石棺があります。棺は凝灰岩で出来ていて蓋の突起が特に大きいです。横穴式石室は玄室の長さ五.九五米、同幅二.三四米、羨道長さ五.一〇米、同幅一.六米です。

年中行事

1月1・2日 新春初詣祈祷
2月11日 13時〜 祈年祭・おんだ祭り
7月17日 19時半〜 夏越祭
10月24・25日 19時〜 秋季御例祭
11月15日 10時〜 鎮火祭
12月6日 10時〜 新嘗祭



アクセス

<住所> 奈良県葛城市笛吹448番地

<電話> 0745-62-5024

<駐車場> 無料駐車場あり

電車・バスでお越しの場合
近鉄 忍海駅より 徒歩30分



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