稗田環濠集落
稗田環濠集落
環濠集落とは、周囲に堀をめぐらせた集落のことを指します。水稲農耕とともに大陸からもたらされた新しい集落の境界施設と考えられており、日本では、弥生時代と中世にかけて各地で作られました。
大和郡山市にある稗田環濠は、大和の環濠の代表例として有名であり、教科書などにもよく記述されています。古文書などの史料があまり残されていないのでどのように形成されたのか詳しいことはわかっていませんが、室町時代には現在のような形になっていたと考えられています。
集落内の入り組んだ道や鬼門の「七曲り」など環濠集落の特徴が完全に現存しているという点で貴重な環濠集落で東西250m、南北200mの大規模な環濠として知られます。
また稗田環濠の名前から想像できるように、古事記の編纂者である稗田阿礼の出身地とされ、環濠内には稗田阿礼を御祭神とする賣太神社が鎮座します。
近くのおすすめスポット
【賣太神社】
古事記編纂に携わった稗田阿礼を主祭神とし、天鈿女命、猿田彦命を配祀神として祀る神社で、古事記ファンには聖地として知られます。毎年8月16日に行われる「阿礼祭」は特に有名です。稗田環濠集落の一部でもあります。
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【羅城門跡】
平城京のメインストリートである朱雀大路の南端に都の正門として建てられたのが羅城門です。現在建物はなく羅城門跡として佐保川堤防の下にあり、発掘調査で遺構が確認されています。
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アクセス
<住所> 奈良県大和郡山市稗田町
<駐車場> なし(賣太神社の駐車場あり)
電車・バスでお越しの場合
JR大和路線 郡山駅より徒歩20分