東院地蔵会(法隆寺)
東院地蔵会
夢殿で知られる「東院伽藍」に建つ伝法堂で地蔵菩薩を本尊として行われる法要です。
普段は夢殿のついでに見る方が多く、あまり知られていない伝法堂ですが、当日は東院伽藍には「子安延命地蔵大菩薩」と書かれた提灯が吊り下げらています。
法要は18時からになるため拝観時間終了後の開始ですが、当日に限り17時半から無料で拝観が可能になります(東院伽藍に限る)。法要は30分程度で終わるため比較的短い部類に入ります。
この行事はいわゆるお地蔵様の縁日に地域の人がつどう「地蔵盆」であり、奈良県内や近畿圏には7月24日や8月24日に多くの寺院で行われる行事です。
日程・場所
【日程】7月24日 17:30〜(法要は18:00〜)
【拝観料】無料(日中は有料なので要注意)
【場所】法隆寺東院伝法堂
東院伝法堂・絵殿・舎利殿
法要が行われる伝法堂とその手間に建つ絵殿・舎利殿です。
【絵殿・舎利殿】
鎌倉時代(重要文化財)
創建時は「七間御経蔵」と記された建物で、聖徳太子ゆかりの品々保管する蔵でしたが、1219年の建て替えで改造され、東側三間分を舎利殿、西側三間分を絵殿、中央一間を馬道としました。舎利殿中央の仏壇上には1364年造立の春日厨子が置かれ、「仏舎利」が納められました。毎年1月1日〜3日まで厳修される「舎利講」でご開帳されます。
【伝法堂】
奈良時代(国宝)
聖武天皇の夫人であった橘古那可智の住居が東院伽藍に移築奉納された建物です。切妻造本瓦葺、桁行七間、梁行四間の建物で、内部は床を張り、天井を張らない化粧屋根裏とします。奈良時代の住宅遺構としても貴重で、堂内には乾漆造阿弥陀三尊像(奈良時代 重文)が安置される。他に梵天・帝釈天立像、四天王立像、薬師如来坐像、釈迦如来坐像、弥勒仏坐像、阿弥陀如来坐像(木造平安時代 重文)を安置されています。
近くのおすすめスポット
【中宮寺】
法隆寺夢殿の横に隣接するのが中宮寺です。当寺の国宝・菩薩半跏像はあまりにも有名です。また大和三門跡寺院の一つでもあります。現在でこそ小さな寺院ですが、創建時は現在地より少し離れたところにある大寺院でした。
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【布穀薗】
夢殿から徒歩5分ほどにある明治時代の屋敷で食事がいただけるお店です。名物竜田揚げランチです。さらに奈良の名物料理・三輪そうめんもいただけるなど奈良を満喫するメニューとなっています。
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【平宗(法隆寺店)】
柿の葉寿司の老舗で知られる平宗法隆寺店では柿を使用したかき氷がいただけます。口どけのよい上質な氷に甘い柿が絶妙な味わいです。他にも多数のかき氷を取り揃えており、法隆寺参拝後などに立ち寄ることをオススメします。
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アクセス
<住所> 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1
<拝観料(共通券)> 大人:1,500円 小学生:750円
<駐車場> 近隣に民間の駐車場あり
電車・バスでお越しの場合
JR法隆寺駅より バス「法隆寺参道」行き法隆寺参道下車
JR王寺駅(北口)より バス「国道横田・シャープ前・法隆寺前」行き法隆寺前下車
近鉄筒井駅より バス「JR王寺駅」行き法隆寺前下車