飛鳥神社
飛鳥神社
奈良市に「飛鳥」の名がつく神社「飛鳥神社」が鎮座しています。その名の通り、現在の明日香村の飛鳥神社の御祭神を、平城の新都左京四條七坊飛鳥の丘に、元興寺の鎮守社として奉遷、鎮祭したのが始まりとされています。京終飛鳥神社や他に紅梅殿神社、平城坐飛鳥神社とも呼ばれます。
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由緒・御祭神
当社は養老二年(718)八月に大和國高市郡飛鳥村(現在の明日香村)の飛鳥神社(現・飛鳥坐神社)の御祭神(事代主神)を、平城の新都左京四條七坊飛鳥の丘に、元興寺の鎮守社として奉遷、鎮祭したことを創建となっています。
その後、平安遷都後も南の祭と称して、大乗院門跡をはじめ、一山寄り集まり盛んに祭事が行われました。
応安二年(1369)に現在の京終の地に奉遷されました。その後春日大社の水谷神社旧社殿を受け本殿とし、「菅原道真」をも合祀し「紅梅殿」と称されたこともありました。
元興寺別当大乗院の院主が代々奉斎していましたが、明治年代になり、紅梅殿神社として奈良市京終地区一帯の氏神となりました。その後旧宗教法人令による紅梅殿神社を解散して、元の社名に復元し、飛鳥神社となり今日に至ります。
祭神:事代主神、加夜奈留美、宇須多岐比女命、不足留比女命、菅原道真
末社
境内には多くの末社が鎮座しています。
月原神社・七弁天社
末社・御祭神:天穂日命
金刀比羅神社
大国主神社
宗像神社
年中行事
1月1日 10時〜 | 元旦祭 |
1月1日〜7日 | 書初め展 |
2月3日 17時〜 | 節分祭 |
2月17日 19時〜 | 祈念祭 |
7月25日 18時〜 | 夏祭 |
10月第1土曜日 13時〜 | 花切祭 |
10月第2土・日・月曜日 9時〜 | 秋祭 |
11月第1土曜日 13時〜 | 護摩木配布 |
11月23日 18時〜 | 新嘗祭 |
12月7日 17時〜 | 月原明神祭(護摩木焚) |
近くのおすすめスポット
【椚神社】
当社から徒歩数分のところに道路を塞ぐように鎮座している神社です。その名の通り御神木としてクヌギの木を祀っています。また当社には御神木にまつわる空海伝説が古くから伝わっています。
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【崇道天皇社】
史書によると、怨霊を鎮めるために祀った御霊神社の一つです。南都八所御霊の一座として御霊会が行われています。かつては当社の隣の璉珹寺の鎮守として祀られ、また御霊神社とともに南都二大御霊社とされています。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市北京終町45
<拝観料> 境内自由
<駐車場> なし(京終駅にコインパーキングあり)
電車でお越しの場合
JR京終駅より徒歩4分