神武天皇聖蹟鵄邑顕彰碑
神武天皇聖蹟鵄邑顕彰碑
生駒市の富雄川沿いに初代・神武天皇ゆかりの地に建てられた碑「神武天皇聖蹟鵄邑顕彰碑」があります。この碑は、紀元2600年(昭和15年)奉祝の事業として、当時の文部省(現・文部科学省)が、神武東征をはじめとした、神武天皇ゆかりの地に建てられた碑です。
碑文には
『神武天皇戊午年十二月皇軍ヲ率ヰテ 長髄彦ノ軍ヲ御討伐アラセラレタリ 時ニ金鵄ノ瑞ヲ得サセ給ヒシニ因リ 時人其ノ邑ヲ鵄邑ト稱セリ 聖蹟ハ此ノ地方ナルベシ』
と記されており、簡単に訳すと
『神武天皇率いる皇軍は戊午年十二月長髄彦を討伐しにやって来ましたが、なかなか勝ちくれません。
すると急に黒雲が空を覆い、暗くなり、叩きつけるように雹が降ってきました。
そして一筋の光が差したかと思うと金色の霊鵄が現れ彦火火出見尊の弓の先に止まり稲光のような瑞光を発しました。
長髄彦の軍は眩しくて目も開けられず、ついに降参しました。』
この様な内容となっており、つまり神武東征における最後の決戦がこの地で行われたとなっています。(場所については諸説あり)
神武東征関連地
【長髄彦本拠の碑】
ここから車で数分のところに神武天皇と戦った長髄彦(ながすねひこ)の本拠地があった場所とされる碑が建っています。富雄川付近には関連する場所が他にも多数あります。
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近くのおすすめスポット
【天忍穂耳神社】
この場所より更に奥へ進んだところに鎮座する天忍穂耳神社(あめのおしほみみ)神社です。無人であるため創建年等は不明ですが、毎年9月中旬に地元の氏子によって御供上げ(宵宮祭)がおこなわれます。
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【パン工房 西山荘】
朝から行列のできる県内屈指の人気のパン屋さんです。「医食同源」をモットーにパン作りの一番の源となる「水・塩・小麦・バター」を厳選しており、自家製酵母と最高の材料で、全て手作業で作られています。
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【長弓寺】
神武天皇、長髄彦の戦いがあった神話の地に聖武天皇の勅願により行基が建立された国宝の本堂を持つ、奈良を代表する古刹です。現在はあじさいの寺としても有名で、境内を彩るあじさいを多くの参拝客が見にきます。
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アクセス
<住所> 〒630-0131 奈良県生駒市上町4712
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
近鉄富雄駅より奈良交通バス出垣内下車徒歩1分
学研北生駒駅より奈良交通バス出垣内下車すぐ