正倉院



正倉院

正倉院とはここ東大寺をはじめ、奈良・平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める正倉が設けられていました。しかし、歳月の経過とともにいつしか亡んでしまい、わずかに東大寺正倉院内の正倉一棟だけが往時のまま今日まで残りました。

そしてこの正倉が幾つも集まっている一廓が正倉院と呼ばれます。聖武天皇の七七忌の忌日にあたり、光明皇后は天皇の御冥福を祈念して、聖武天皇の御遺愛品など600点を越える品と、薬物60種類を本尊盧舎那仏(大仏)に奉献されました。皇后の奉献は5回におよび、その品々は正倉院に収蔵されました。(現在では約9000件)これが正倉院の起源です。

この正倉院宝庫は、長年朝廷の監督の下に東大寺によって管理されてきましたが、現在では宮内庁によって管理されています。



正倉院の拝観について

正倉院は建物の内部に入ることは出来ませんが、無料で拝観することが可能です。また正倉院の敷地内には、正倉院の鎮守社や正倉院の瓦も展示しています。

正倉院を守護する鎮守社

正倉院の瓦も展示しています

【拝観情報】
休日 土・日曜・祝日(正倉院展開催中は無休)
拝観時間 10:00〜15:00
拝観料 無料

正倉院展

奈良国立博物館で最も人気の展覧会である正倉院展は、毎年秋に2週間ほど公開され、聖武天皇の御遺愛品など正倉院に収蔵されている貴重な品々が展示されます。正倉院には600点以上収蔵されているため一度に全ては公開できず、毎年違う展示物が公開されています。

正倉院展についてはこちら↓↓

第74回 正倉院展



近くのおすすめスポット

【転害門】

2回の戦火にも焼け残った寺内で数少ない建物のひとつで、天平時代の東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構です。鎌倉時代の修理で改変されていますが、基本的には奈良時代の建物です。災い転じる門として、転害門と呼ばれています。

詳しくはこちら↓↓

転害門

【五劫院】

鎌倉時代に東大寺を再興された重源上人が開山したとされています。五劫院縁起によると、重源上人が宋に渡られ、浄土教高祖・善導大師の御作、五劫思惟阿弥陀佛を請来され、東大寺北門に一堂を建立し御本尊としてお祀りされたのが五劫院の創始とされています。特別公開時以外は要予約。

詳しくはこちら↓↓

五劫院

アクセス

<住所> 奈良県奈良市雑司町129

<電話> 0742-26-2811

<拝観料> 無料

<拝観時間> 10:00〜15:00、(正倉院展開催時)10:00〜16:00

<休日> 土・日曜・祝日(正倉院展開催中は無休)、12月28日〜1月4日

<駐車場> 近隣にコインパーキングあり

<HP> https://shosoin.kunaicho.go.jp

電車・バスでお越しの場合
近鉄奈良駅から 徒歩約25分
近鉄奈良駅より奈良交通バス「今小路」から徒歩約8分
近鉄奈良駅より奈良交通バス「大仏殿春日大社前」から徒歩約15分




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