指図堂(東大寺)
指図堂
鎌倉時代に東大寺の復興に尽力された重源上人は、法然上人の推挙で大仏復興の大勧進職となりました。かつてこの辺りは復興事務所ともいうべき勧進所が立ち並んでいました。その時、中門堂跡地に復興大仏殿の指図(設計図)を納めたお堂が建てられ、このことから指図堂の名が付いたとされています。しかし1791年にそのお堂は大風のため倒壊しましたが、1852年に現在の指図堂が完成しました。
指図堂は基本的に週末のみ拝観ができます。
御朱印はこちら↓↓
法然上人画像
指図堂の本尊はこちらの法然上人画像です。1791年の大風で倒壊した後、浄土宗関係者から「この地は法然上人ゆかりの霊場であるので、上人の画像を本尊とするお堂を再建したい」との申し出があり、現在の指図堂が再建された経緯から東大寺は本来華厳宗であるが、この指図堂だけ浄土宗と同じ法然上人を祀っています。現在でも浄土宗徒による参詣が続いています。
指図堂の堂内
堂内には本尊である法然上人画像の他に向かって左奥に阿弥陀三尊像、右奥に阿弥陀如来坐像が安置されています。
阿弥陀三尊像
阿弥陀如来坐像
その他主要伽藍
東大寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。
東大寺(メインページ)↓↓
大仏殿↓↓
南大門↓↓
梵鐘・大湯屋↓↓
二月堂↓↓
法華堂(三月堂)↓↓
勧進所↓↓
戒壇堂↓↓
戒壇院千手堂↓↓
転害門↓↓
アクセス
<住所> 奈良県奈良市雑司町399
<電話> 0742-22-5511
<拝観料> 無料
<拝観日> 週末
<駐車場> 近隣にコインパーキングあり
自動車をご利用の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
電車・バスをご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分