大師山祭(大師山寺)



大師山祭

大師山祭は、毎年3月21日に行われる大師山寺の行事です。新四国八十八ヶ所お山開き、除災招福交通安全柴燈大護摩供厳修を行う行事ですが、奉納演奏や和菓子の販売、後述の御供餅・お菓子まき、富くじなど大人から子供まで楽しめる内容となっており、地元の方を中心に多くの方が訪れます。

日程・場所

日にち:令和4年3月21日

時間:奉納演奏 10時半〜
   山伏行列、柴燈大護摩供、御供餅・お菓子まき、富くじ 13時〜
   冷え込みのまじないお砂加持 15時〜
   お彼岸御詠歌先祖供養会 16時〜

場所:大師山寺

大師山寺について

吉野川沿いに位置する大師山寺(だいしさんじ)・正式名称「大師山妙法寺」は、奈良時代創建の古刹です。吉野川を見下ろせる山寺で、修験道の寺院としても栄えました。現在では首から上の病にご利益がある身代大師さんとして親しまれています。

詳しくはこちら↓↓

大師山寺

祭の様子

ここでは主に13時から行われる山伏行列、柴燈大護摩供、御供餅・お菓子まき、富くじについて紹介します。その他の行事内容については前述の通りです。

【山伏行列】

参道を山伏達が柴燈大護摩供などを行う金毘羅宮まで歩きます。その前に道中の本堂にてお勤めを行います。

柴燈大護摩供

柴燈大護摩供は、屋外で行う大がかりな護摩祈祷です。薪を井桁に組んでヒノキやヒバの葉で覆った護摩壇を築き、その周りにしめ縄で結界を定めます。山伏が入壇し、法弓・法剣で結界内の邪悪なものを一掃し道場を清浄にします。そして、誓願の読誦(どくじゅ)ののち壇に火が入ります。真っ白な煙がもくもくと立ち上がり、やがて激しい炎によってあらゆる病苦や煩悩が滅されると伝えられます。壇には参拝の方々の願いが込められた護摩木も投入され、炎の高さは数mにも達します。

【富くじ】

柴燈大護摩供の後にはお待ちかねの富くじが行われます。富くじの抽選は金毘羅宮で行われ、画像は抽選前のお勤めの様子です。ハズレくじなしの富くじです。

【御供餅・お菓子まき】

富くじに引き続きこちらも大人気の御供餅・お菓子まきです。子供から大人まで山伏が撒く御供餅・お菓子を必死に拾っています。画像の通りお餅はカラーバリエーションが豊富なのが特徴的です。

※あまり欲を出さずに譲り合う気持ちが大切です(怪我防止にもつながります)

近くのおすすめスポット

【大名持神社】

吉野川のほとり、妹山の麓に鎮座する神社です。創建年は不明ですが、『延喜式神名帳』に大和国吉野郡十座の一つとして名神大社に列せられる古社で、朝廷の月次祭・相嘗祭・新嘗祭では幣帛に預かりました。

詳しくはこちら↓↓

大名持神社

【菅生寺】

菅原道真が誕生したと伝説のある高野山真言宗の寺院で阿弥陀如来を御本尊として祀っています。「ぼけよけ二十四地蔵尊霊場」の一つであり、境内の地蔵菩薩には多くの人が祈願に訪れています。

詳しくはこちら↓↓

菅生寺

【吉野神宮】

吉野山の麓に鎮座する神社です。奈良県で「神宮」の称号は石上神宮橿原神宮とこの吉野神宮だけです。比較的新しい神社ではありますが、吉野の名に恥じぬ桜の名所と知られます。また展望がよく、ここから葛城、金剛の山並みが見渡せます。

詳しくはこちら↓↓

吉野神宮

【総本家平宗(吉野本店)】

文久元年(1861)創業の奈良を代表する老舗の柿の葉寿司「総本家 平宗」吉野本店です。守り継がれてきた伝統を今に受け継ぐ至高の柿の葉寿司はぜひ召し上がっていただきたい名品です。こちら本店では店内で食事も可能で、また「柿の葉寿司手作り体験」も実施しています。

詳しくはこちら↓↓

総本家 平宗(吉野本店)



アクセス

<住所> 奈良県吉野町上市2103

<電話> 0746-32-2601

<拝観料> 境内無料

<駐車場> 吉野川の河原

電車でお越しの場合
近鉄吉野線大和上市駅より徒歩10分



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です