宇太水分神社(下宮)



宇太水分神社(下宮)

宇陀市に鎮座する宇太水分神社(下宮)です。宇陀市には宇陀水分三社と3つの水分神社があり、惣社水分神社を上宮、宇太水分神社(中社)、当社である宇太水分神社(下宮)となっています。また平安時代の『延喜式神明帳』では、当水分社は葛城、都祁、吉野水分と共に大和の四水分の大社とされていました。

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宇太水分神社(下社)

歴史・御祭神

当社の正確な創祀年代は不明ですが、所伝によれば崇神天皇15年(紀元前83)9月21日勅祭云々とされています。太古の国史「三代実録」(奈良時代-平安時代に編集された六国史本)によれば、「貞観元年」(869)9月8日宇太水分神社へ風雨祈願のため勅使を遣わし幣(お金や織物等)を奉ったとあるから、その由来は実に古く、水分神は「ミクマリ」と読まれ、五穀豊穣と、生命を宿す御神徳の高い農耕神として、人々の崇拝の対象とされてきたことを物語ります。
平安時代の『延喜式神明帳』では、当水分社は葛城、都祁、吉野水分と共に大和の四水分の大社とされていましたが、応保年間(1160年)頃より芳野川にそって三所三座(当社・古市場(宇太水分神社)芳野(惣社水分神社))に祀られています。「延喜式登載」や「水分由来集」や「神体形相記」によると、 玉岡(古市場)水分は男躰、田山(井足)水分は女躰、中山(芳野)水分は童躰とあって、 かって祭礼には、中山水分から田山水分まで神輿の御渡があったと、伝えられています。

明治の始め頃までは、本殿を始め、附属の建物はすべて古い形式で(春日造)でしたが、明治11年、神社形式令により県社の指定を受け現在の神明造りになりました。

御祭神:天水分神、国水分神、天児屋根命、品陀別命

末社

境内には末社の稲荷神社と金刀比羅神社が鎮座しています。

稲荷神社

金刀比羅神社

近くのおすすめスポット

【八咫烏神社】

八咫烏神社はその名の通り八咫烏を祀ります。神武東征で神武天皇と共に八咫烏が登場し、その後軍神と崇められています。現在ではサッカー協会のマークにも八咫烏があることなどからサッカーファンも多く訪れています。

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八咫烏神社

【仏隆寺】

宇陀市の山間にある仏隆寺は桜の名所として「千年桜」で知られています。しかし見どころは決して桜だけではなく、聖徳太子作の仏像や、重要文化財の石室、さらに大和茶発祥の地ともされる歴史的にとても重要なところでもあります。

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佛隆寺(仏隆寺)

アクセス

<住所> 奈良県宇陀市榛原下井足635

<電話> 0745-82-0868

<駐車場> 無料駐車場あり

電車でお越しの場合
近鉄榛原駅より徒歩12分

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