糸井神社



糸井神社

川西町に鎮座する糸井神社です。御祭神は豊鋤入姫命といわれていますが、一説には綾羽呉羽の機織の神を祀ったとも伝えられています。本殿は江戸時代に春日大社から移建されました。また江戸時代の人々の暮らしを描いた「太鼓踊り絵馬」「おかげ踊り絵馬」でも知られます。

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糸井神社

由緒・御祭神

創建年は不明ですが、延長5年(927)にまとめられた「延喜式神名帳」に記載されている式内社です。中世には「結崎宮」、江戸時代には「春日神社」とも呼ばれました。『糸井神社縁起』によれば、応神天皇の時代に呉の国からわたってきた2人の織り姫が、天皇の命により綾錦を織ったと伝えられます。「あやはとり」は綾羽明神として、「くれはとり」は呉羽明神として祀られました。

本殿は江戸時代に春日大社から移建された「春日移し」ものです。春日移しとは、春日大社で20年に一度行われる式年造替において、建て替えられた旧社殿を近隣の神社に移築することを指します。

結崎内の五垣内(市場・中村・井戸・辻・出屋敷)により祀られています。

御祭神:豊鍬入姫命



絵馬

神社拝殿には様々な絵馬が飾られていますが、中でも多くの人たちが雨乞い等の願を掛けるために太鼓踊りをしている様子を描いた天保13年(1842)や、おかげ踊りを踊る様子を描いた慶応4年(1868)のものがひときわ目につき、それぞれ「太鼓踊り絵馬」「おかげ踊り絵馬」と呼ばれています。

太鼓踊り絵馬の中には西瓜を切り売りしている様子や、僧侶が灯籠に火をともしている姿などが描かれており、当時の生活や、神仏習合の一端が垣間見られる資料となっています。これらの絵馬は奈良県指定文化財に指定されています。

年中行事

毎年10月第4土曜日 秋祭宵宮
毎年10月第4日曜日 秋祭本祭

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アクセス

<住所> 磯城郡川西町結崎68

<電話> 0745-44-0434

<駐車場> 無料駐車場あり

電車で起こしの場合
近鉄「結崎駅」より徒歩15分



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