国宝東塔落慶記念 東塔・西塔特別公開(薬師寺)



国宝東塔落慶記念 東塔・西塔特別公開

東塔初層

西塔初層

奈良市の薬師寺では東塔の落慶記念として令和6年1月15日(月)まで国宝東塔初層内ならびに西塔初層内 中村晋也作「釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」を一般公開いたします。西塔にはかねてより釈迦様がお悟りを開かれてから後の生涯を表した西塔果相が納められていましたが、今回500年ぶりに東塔内に復興された釈迦四相像が納められ、開眼されました。東西両塔を見ることで釈迦の生涯を知ることが出来ます。

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国宝東塔落慶法要(薬師寺)

日程・場所

日程:令和5年4月28日(金)~令和6年1月15日(月)

場所:薬師寺 国宝東塔初層内ならびに西塔初層内



薬師寺について

世界遺産薬師寺の創建は680年、天武天皇は皇后の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。698年に完成しましたが、天武天皇は完成を見ることなく亡くなりました。710年に都が平城京に移ると、薬師寺も718年に現在の地に移りました。

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薬師寺

東塔

東塔(国宝)高さ:約34m

薬師寺が創建当初より唯一残しているのがこの東塔です。一見六重に見えますが、実は三重の塔です。これは各層に裳階「もこし」と言われる小さい屋根があるためで、この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。塔の上層部を相輪「そうりん」といいます。その更に上部に尊い塔が火災にあわぬようにとの願いをこめて、水煙が祀られています。水煙に透かし彫りされた24人の飛天は笛を奏で、花を蒔き、衣を翻し、祈りを捧げる姿で、晴れ渡った大空に御仏を讃えています。

文化勲章を受章した彫刻家、中村晋也氏が制作されたブロンズ群像で、釈迦の生涯を八場面に分けて描いています。東塔には前半生の「入胎(にったい)」「受生(じゅしょう)」「受楽」「苦行」、西塔には後半生の「成道(じょうどう)」「転法輪(てんぼうりん)」「涅槃」「分舎利(ぶんしゃり)」が並びます。東塔ではこの度500年ぶりに東塔内に復興され、開眼されました。



西塔

西塔(昭和51年再建)高さ:33.9m

創建当初の姿として昭和51年に再建された西塔です。東塔に比べ色鮮やかですが、東塔も創建時にはこの様な色だったと考えられています。また東塔は創建時からありますが、度重なる修復によりその姿が少しずつ変わってきているのに対し、西塔は創建時の姿をそのままを再現しています。

【西塔果相】

こちらも東塔同様に彫刻家の中村晋也氏が制作されたもので、釈迦様の後半生の「成道(じょうどう)」「転法輪(てんぼうりん)」「涅槃」「分舎利(ぶんしゃり)」を4面にわたりブロンズ群像で表しています。



近くのおすすめスポット

【蕎麦戯・さか本】

薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。

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蕎麦戯・さか本

【唐招提寺】

唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわまき」は特に有名な行事です。

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唐招提寺

アクセス

<住所> 奈良県奈良市西ノ京町457

<電話> 0742-33-6001

<入山時間> 8:30~17:00

<拝観料>
通常拝観券(白鳳伽藍のみ):800円
通常拝観券(白鳳伽藍+玄奘三蔵伽藍):1,100円
共通拝観券(通常拝観券+西塔・食堂):1,600円

<駐車場> 有料駐車場あり 500円

<HP> https://yakushiji.or.jp/

自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km

電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ




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