業平忌(不退寺)



業平忌

奈良市の不退寺では王朝の歌聖とも呼ばれた在原業平の命日である5月28日に業平忌を行い、本堂内に業平画像を掲げ菖蒲、カキツバタを飾り、その遺徳をしのびます。また当日は真言八祖の絵が描かれた多宝塔(重要文化財)を開扉されます。

日程場所

日程:5月28日(法要は11時~)

場所:不退寺



不退寺について

法華寺・海龍王寺と共に「佐保三観音」の一つとされ、在原業平が暮らしたとされる寺院です。また花の寺としても知られ、500種類以上の植物が一年中花が途切れることなく咲いています。

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不退寺

特別開扉

業平忌である5月28日のみ真言八祖の絵が描かれた多宝塔(重要文化財)を開扉されます。不退寺の伽藍図や資料には二層構造の多宝塔が描かれていますが、現在は初層のみが残っています。寛政年間には檜皮葺きの上層部がありましたが、明治時代初期の廃仏毀釈で取り払われました。またこの多宝塔は不退寺では最古の建築物です。資料には塔内に安浪(快慶)作の千体地蔵が安置されていたそうです。



近くのおすすめスポット

【法華寺】

不退寺の近くにある寺院です。光明宗総本山の法華寺は平城宮跡の端にある門跡寺院です。東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられています。寺宝公開期間が比較的同じタイミングですので同時に拝観することをおすすめします。

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法華寺

【海龍王寺】

不退寺の近くにある海龍王寺は、平城宮跡の端にあることから古くから「隅寺」と呼ばれ、「旅行・留学の安全祈願」の寺として現在でも多くの人が祈願に訪れます。こちらも法華寺同様に春と秋に十一面観音像のご開帳があります。

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海龍王寺

【興福院】

基本的に一般公開されていない、知る人ぞ知る寺院です。山号は法蓮山、浄土宗の尼寺です。大門を抜けると客殿、庭園、本堂、御霊殿と想像以上に広い境内で、とても落ち着いた空間が広がります。拝観希望者は予約をする必要があります。

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興福院



アクセス

<住所> 奈良県奈良市法蓮町517

<電話>0742-22-5278

<拝観時間> 9:00~17:00

<拝観料> 大人500円(特別公開時はプラス100円、業平忌はプラス200円)

<駐車場> 無料駐車場あり(8台)

電車・バスでお越しの方へ
近鉄奈良駅より奈良交通バス自衛隊行、西大寺行で一条高校前不退寺口下車、北へ徒歩約5分
近鉄新大宮駅より北へ徒歩約15分




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