【矢田寺】

「アジサイ寺」で知られる矢田寺ですが、正式名称は【金剛山寺】と言います。矢田丘陵の中腹に位置し日本最古の延命地蔵菩薩(重要文化財)を本尊としています。

御朱印はこちら→矢田寺御朱印

矢田寺の歴史

創建は古く約1300年前に大海人皇子(天武天皇)が、壬申の乱の必勝祈願に矢田山を訪れ、その後679年に智通が開基しました。

七堂伽藍四十八坊を造営、十一面観音と吉祥天を安置したと伝えられます。当初は十一面観音像が本尊でしたが、弘仁年間に満米上人により地蔵菩薩が安置され、地蔵菩薩像が本尊となりました。

その後の戦乱などにより多くを焼失し、現在は矢田寺北僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊を総称して矢田寺と呼ばれています。

アジサイについて

矢田寺には、5月中旬に咲き始めるツルアジサイから、9月頃に咲く中国のあじさいまで、 約60種、10,000株のあじさいが植えられており、他のアジサイの名所に比べ長い期間開花を楽しめるのが特徴的です。

また桜のように雨や風ですぐに散ってしまうこともないので天候に左右されないことも魅力の一つでもあります。

境内のアジサイ園は6月1日から7月10まで開園されています

入山料 大人:500円 小学生200円

【アジサイだけではない矢田寺】

【矢田寺本堂】

毎年6月1日~6月30日まで矢田寺本尊:地蔵菩薩立像(重要文化財)をはじめ、諸像や襖絵が特別公開されます。

矢田寺の地蔵菩薩像は特徴的な仏像で、一般的な地蔵菩薩像は右手に錫杖、左手に如意宝珠を持たれていますが、こちらの地蔵菩薩像は錫杖を持たず親指と人差し指で輪をなしたお姿になっており、このスタイルを「矢田型地蔵」と呼ばれています。

【閻魔堂】

閻魔王は、死者の過去の罪を裁く十人の裁判官のひとりです。閻魔堂には、閻魔王とその眷属(けんぞく)が祀られ、冥界での裁判の様子も 垣間見ることができます。天秤は、罪の重さを測るためにあり、重石よりも人の罪が重ければ執行人の顔 から火が噴かれ、軽ければもう一つの顔からいい匂いがすると言われています。 また、天秤の後ろの鏡には過去の罪が映ると言われています。

本堂同様に公開期間は毎年6月1日~6月30日

矢田寺八十八ケ所霊場巡り

矢田寺の本堂裏山には大正時代に開かれた矢田寺八十八ケ所霊場があります。矢田丘陵の自然を満喫できる山道に、 四国霊場の各寺院の本尊と弘法大師を石仏で現わし巡拝をするコースです。四国は遠くてなかなか巡拝できない方たちの為にこのような矢田寺八十八ケ所霊場があるようです。一周約4.5km(約1時間30分)の巡拝コースは多くの方が巡拝しています。

塔頭寺院:大門坊

大門坊(だいもんぼう)は、当寺の塔頭のひとつであり、 弘法大師が25歳の時に矢田山に登られ、不動明王を図写して、 国家安穏、万民豊楽の誓願をたてて留錫され、 「三大秘密教門院」と命名された寺院です。
境内には、当山の中興・行海満空上人の供養塔(享保元年)があります。

大門坊の御朱印こちらで詳しく紹介しています

おすすめ土産

矢田寺の参道や塔頭寺院で販売されている「金平糖」は矢田寺らしい紫陽花をイメージした形をしています。色も3種類ほどありお土産に最適です。

サイズが各店舗ごとに異なるため価格は300円〜400円程度でした。

近くのおすすめスポット

【東明寺】

矢田丘陵の中腹にひっそりと佇む東明寺です。「日本書紀」を編纂した舎人の親王の開創とされます。矢田村の惣鎮守である矢田坐久志玉比古神社の神役を勤めていたことも知られています。毎年6月1日〜6月15日まで「本尊・寺宝特別開扉」が行われています。

詳しくはこちら→東明寺

アクセス

<住所> 奈良県大和郡山市矢田町3549

<電話> 0743-53-1445(矢田寺大門坊)

<営業時間> 8:30~16:30

<駐車場> 民間の駐車場あり 500円前後

自動車をご利用の場合

最寄りの高速道路下り口は、西名阪自動車道の「法隆寺インター」「大和まほろばスマートインター」、

第二阪奈道路の「中町ランプ」です。

電車をご利用の場合

電車でのお越しの場合は、 近鉄郡山駅、JR大和小泉駅が最寄り駅です。

近鉄郡山駅より、奈良交通バス「矢田寺」行きをご利用下さい。

アジサイのシーズン中には、 近鉄郡山駅、JR法隆寺駅より奈良交通バス「矢田寺」行き臨時バスが運行されます。

(JR大和小泉駅から臨時バスは出ておりませんのでご注意ください)