転法輪寺
金剛山もほぼ山頂に位置する転法輪寺は古くから修行の聖地として多くの人が訪れています。境内には修行に関する建物が多く存在し、今でも修行が行われている事を物語っています。冬になると雪山になる為参拝には注意が必要です。
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転法輪寺の歴史
修験道の開祖とされる役行者が16歳のとき金剛山に登って苦修練行を重ねた結果、665年、祖神一言主大神を鎮守とし、法起大菩薩を祀る金剛山寺(転法輪寺)を建立しました。
また行基、鑑真、最澄も当山で修行したとされています。現在も修行が行われている山岳地帯として多くの修験者が訪れています。
本堂
元々は現在葛木神社がある所に存在し、五堂七宇の殿堂輪煥の美を誇っていましたが明治維新の「廃仏棄釈」の世相に煽られ神仏分離の制が布かれ、廃寺のやむなきに至りました。昭和25年役行者様1250年忌に再興事業が始まり、現在の場所に昭和36年落慶されました。
行者堂
修験道の開祖役行者を祀るお堂です。
役行者とは今から1300年以上前、御所市の吉祥草寺で生まれ、7世紀後半を中心にこの金剛山や大峯山などで活躍しました。吉野の金峯山寺を創建したのも役行者です。江戸時代後期には「神変大菩薩」の菩薩号を賜り、現在でも山伏行者たちに崇拝されています。
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【葛木神社】
金剛山の山頂(1125m)に鎮座する神社です。心身の鍛練と神社へのお参りを兼ねて、千日登山を目指し、大阪府千早赤阪村から毎日かかさず登山する人は後を絶ちません。葛木神社では、毎年7月7日の役行者の忌日に例祭を催し、一言主大社神に一願成就を祈願して、午後に転法輪寺で蓮華法要の会式が行われます。
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アクセス
<住所>
<電話> 0721-74-0873
<駐車場> 麓に民間の駐車場あり
電車・バスをご利用の場合
南海林間サンライン線(南海高野線)「河内長野駅」下車、南海バス「金剛山ロープウェイ前」行き乗車、終点にて下車。ロープウェイにて山頂へ、徒歩30分
近鉄長野線「富田林駅」下車、金剛バス「千早ロープウェイ前」行き乗車、終点にて下車。ロープウェイにて山頂へ、徒歩30分