長弓寺

聖武天皇の勅願により行基が建立された奈良を代表する古刹です。現在はあじさいの寺としても有名で、開花時期には多くの人が訪れます。また美味しい精進料理がいただけることでも知られます。長弓寺本堂は拝観予約制です。

御朱印はこちら→長弓寺御朱印

長弓寺の歴史

創建はこの地の名族、真弓長弓(小野氏)が世嗣である長麻呂と共に聖武天皇に従ってこの地で狩猟をされたことに始まります。ある日、森より飛び立った鳥を追い、これを射おとそうとした長麻呂は誤って父・長弓を射殺してしまいます。聖武天皇はこれを悲しみ行基に命じてその冥福を祈るために長弓寺を建立されたと伝わります。行基は自ら造った白檀の十一面観音像を本尊として祀りました。

最盛期には20の塔頭があったとされますが、現在は、薬師院・円生院・法華院・宝光院(宝光院は無住)の4坊が残っています。

長弓寺の文化財

【長弓寺本堂】(国宝)鎌倉時代

棟上弘安2年(1279年)の墨書があります。桁行5間、梁間6間、入母屋造檜皮葺。新和様ともいうべき建築様式で、組物の簡素な点を彫刻入りのかえる股でおぎない、内部は虹梁、垂木を露出させて構造の美を発揮しています。

基本的に予約拝観の本堂ですが、正月三が日に限り無料で予約不要で拝観ができます。

【その他指定文化財】

重要文化財:黒漆厨子・・・扉板の左方に胎蔵界種子曼荼羅、不動明王、二童子像、右方に金剛界種子曼荼羅および降三世明王像の彫刻があります。

重要文化財:本尊(十一面観世音立像)・・・作者不明、木造の典雅な像で平安時代の作とされていますが、貞観様式の含んだ藤原仏の説もあります。

4つの塔頭寺院

長弓寺には円生院・薬師院・法華院・宝光院の4つの塔頭寺院があり(宝光院は無住)、宝光院を除いた3つの寺院で長弓寺を管理しています。その為、本堂を拝観したい場合は管理をしている各塔頭寺院へ予約する必要があります。

拝観料は300円

伊弉諾神社

長弓寺境内には長弓寺創建にあたり鎮守社として牛頭天王を大宮、八王子を若宮に祀ったとされています。山門の前に大鳥居があり、今や長弓寺の目印にもなっています。奈良県では比較的神仏習合の名残があるところが多く存在し、長弓寺はその典型例とも言えます。

あじさいの寺

長弓寺はあじさいの寺としても知られ、境内のほとんどであじさいを楽しめます。山門から特に山門から続くあじさいの道は多くの人が写真を撮りに訪れています。

精進料理を味わう

長弓寺の塔頭寺院である、薬師院、法華院では予約制ではありますが、精進料理がいただけます。庭園を眺めながら、四季折々の食材を使った精進料理は絶品です。予算に合わせてコースも3種類ほどあります。

写真は薬師院の精進料理

アクセス

<住所>奈良県生駒市上町4445

<電話>0743-78-2468(薬師院)

<駐車場>無料駐車場あり

自動車をご利用の場合

県道7号線【真弓橋東詰】交差点を東に入ってすぐ

バスをご利用の場合

近鉄奈良線 学園前駅北口6番バス乗り場より「学研北生駒行き」乗車
→「真弓4丁目」下車、徒歩約5分

近鉄奈良線 富雄駅東出口2番バス乗り場より乗車→「生駒上町」下車、徒歩約5分
(富雄駅より北へ3km)

電車をご利用の場合

近鉄けいはんな線 学研北生駒駅下車→徒歩約17分
白庭台駅下車→徒歩約18分