面不動鍾乳洞
この鍾乳洞は、面不動山の南斜面の中腹にあり、昭和8年に発見されました。洞口は1箇所、洞の長さは約280m、洞窟の大きなものは径約5〜6m、高さ10m以上に達します。
鍾乳石は比較的小型ですが、発達程度の異なるところは至る所見られ、様々な形の鍾乳石を間近に見ることができます。特に「天の花園」「権現の窟」「獅子の窟」「銀糸の窟」では、大小の鍾乳石が数十本から数百本集まっています。「天の花園」「男波・女波」では、岩石の表面に石灰分が厚く沈積し、洞穴のサンゴ形成しています。
また、岩の割れ目に沿って並列したつらら石、鍾乳石の中心が中空になっているストロー鍾乳管(金糸の窟、銀糸の窟)、細かい隆起線状の皺(ちりめん天井)など珍しいものがあります。
鍾乳洞内
営業日・見学料
【営業日】(受付は終業30分前まで)
通常:4月1日~7月19日・9月1日~9月30日 9:00~18:00
夏季: 7月20日~8月31日 8:00~18:45
冬季:10月1日~3月31日 9:00~17:00
【見学料】400円
近くのおすすめスポット
【洞川八幡神社】
面不動鍾乳洞の麓に鎮座する当社は修験道の祖である役行者が創建した神社です。ひっそりと佇む神社ですが、今もなお多くの修験者が大峰山登頂前に訪れる神社として、また洞川地域を守護する神社として篤く信仰されています。
詳しくはこちら↓↓
【龍泉寺】
大峯の山々を行場として修行された役行者が、山麓の洞川に憩われたとき、こんこんと湧き出る泉を発見しました。龍の口を名付けて、そのほとりに小堂を建て、八大龍王をお祀りされたと伝えられるのが龍泉寺です。
詳しくはこちら↓↓
【五代松鍾乳洞】
洞川地区にあるもう一つの鍾乳洞です。発見者の「赤井五代松」さんの名前から五代松鍾乳洞と呼ばれています。面不動鍾乳洞に比べ、中はかなり狭く、足場の悪いところも多いため、足腰に自信のない方にはオススメできません。
詳しくはこちら↓↓
アクセス
<住所> 奈良県吉野郡天川村洞川
<電話> 0747-64-0352
<駐車場> 無料駐車場あり(数台)
電車・バスでお越しの場合
近鉄下市口駅からバスで78分(洞川温泉行き終点『洞川温泉』下車)
洞川温泉バス停から徒歩で20分