高山城址
形式:山城
築城年代:室町時代
登山口から徒歩5歩くらいで高山城址一番の見所である宝印塔があるのが中郭で主郭は中郭にたどり着きます。これといった遺構はなく城址はかなり荒廃しています。またアクセスが比較的分かりにくく、登山口にたどり着くのは少し困難です。
歴史
室町時代に奈良興福寺一乗院方衆徒鷹山(高山)氏の居城跡です。鷹山氏は、清和源氏の流れを汲むとされ、鷹山頼重が祖とされています。応仁の乱から戦国時代にかけては、大和の一大勢力であった越智・古市氏に与し、戦国末期には、当主であった鷹山広頼は松永氏と連携し、全盛期を向かえています。しかし松永氏が信貴山で滅んで後、筒井氏に攻められ、滅亡。高山城も廃城となり現在に至ります。
茶筅の里
高山の茶筅は国内シェアの90%を占める茶筅の里として知られています。その茶筅の里となった歴史には高山城城主であった鷹山(高山)氏が関係しています。
鷹山氏は茶道の祖である村田珠光と親交が厚く、珠光が初めて茶道を考案した時、茶道に相応しい攪拌する道具の製作を依頼され、苦心を重ねて作り上げたのが茶筌の始まりでした。その後鷹山氏はその茶筅を秘伝としこの地に茶筅文化が根付きました。
周辺のスポット
【吉祥院】
【高山八幡宮】
八幡神は武の神として、中世には源氏など武家に崇敬されており、高山八幡宮もこの地の領主、鷹山氏の氏神として栄えました。749年に東大寺の大仏の守護神として宇佐から八幡神が迎えられ、大和入りした場所がこの高山八幡宮といわれています。
詳しくはこちら→高山八幡宮
【高山竹林園】
高山竹林園には、竹の生態園や日本庭園をはじめ、竹生庵(茶室)、資料館、多目的広場、ゲートボール場などがあります。資料館には、茶筌の制作実演コーナー、研修室、茶会などに利用できる和室が設けられ、みなさんの憩いの場として気軽に利用することができます。抹茶コーナーもあります
<住所>
奈良県生駒市高山町3440
アクセス
<住所>
奈良県生駒市高山町4737
<駐車場>
なし