孫太郎稲荷神社

薬師寺の駐車場から参道を進むと現れる神社で、「孫太郎稲荷神社(まごたろう)」と読みます。隣接している薬師寺の鎮守社でもある休ヶ丘八幡宮の末社にあたり、江戸時代初期に姫路からこの地へ移られました。さらに古くは栃木県が始まりの地とされる謎多き神社でもあります。

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孫太郎稲荷神社

由緒・御祭神

当社は平安時代中期に藤原頼行公頼行により栃木県佐野市に創建されたことが始まりとされています。社名である「孫太郎」は、永く社を守ってきた頼行公の末裔である佐野家一門の「佐野孫太郎義綱」に因んだものと伝えられます。その後、正式な年代は不明ですが、分霊が姫路城下に祀られるようになりました。

江戸時代初期、姫路城の金蔵から大量の小判が消え、同時に城下の貧しい家々に小判が投げ入れられる事件が発生しました。その仕業を孫太郎稲荷に帰した城主は他の地へ遷す事としたところ、京都の刀鍛冶が中を取り次ぎ、現在の地へ遷られました。

御祭神:宇迦之御魂神

御神徳:事業繁栄、商売繁盛、家内安全、開運招福



年中行事

例大祭 12月第1日曜日
初午祭 2月初午
月次祭 毎月20日

近くのおすすめスポット

【薬師寺】

世界遺産薬師寺の創建は680年、天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。710年に都が平城京に移ると、薬師寺も718年に現在の地に移りました。修二会花会式は特に有名な行事です。

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薬師寺

【唐招提寺】

世界遺産唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわ撒き」は特に有名な行事です。

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唐招提寺

【蕎麦戯・さか本】

薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。

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蕎麦戯・さか本



アクセス

<住所> 奈良県奈良市西ノ京町409−1

<電話> 0742-33-6001

<拝観料> 境内自由

<駐車場> 有料駐車場あり 500円(薬師寺にて)

自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km

電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ