三重塔
三重塔(国宝)
高さ19m、鎌倉時代
康治2年(1143)崇徳天皇の中宮皇嘉門院(こうかもんいん)聖子が建て、治承4年(1180)に焼失し、間もなく再建されました。北円堂とともに興福寺で最古の建物です。木割が細く軽やかで優美な線をかもし出し、平安時代の建築様式を伝えます。国宝三重塔は日本に13基しかない貴重な建造物です。
普段は公開されていないので拝観はできませんが、毎年7月7日10時〜塔内に安置される弁才天像の前で弁才天法要を厳修し、拝観ができます。
内部
初層内部の四天柱をX状に結ぶ板には東方に薬師如来像、南に釈迦如来像、西に阿弥陀如来像、北に弥勒如来像を各1000体描き、さらに4天柱や長押(なげし)、外陣(げじん)の柱や扉、板壁には宝相華文や楼閣(ろうかく)、仏や菩薩など浄土の景色、あるいは人物などを描きます。基本的に公開していないため保存状態も良く美しい初層です。
その他主要伽藍
興福寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。
興福寺について(メインページ)↓↓
中金堂↓↓
東金堂↓↓
五重塔↓↓
南円堂↓↓
北円堂↓↓
菩提院大御堂↓↓
国宝館↓↓
仮講堂↓↓
アクセス
<住所> 奈良県奈良市登大路町48
<電話> 0742-22-7755
<駐車場> 有料駐車場あり
<拝観時間> 9:00〜17:00(受付は16:45まで)
<拝観料>
中金堂 500円
東金堂 300円
国宝館 700円
共通券(東金堂+国宝館)900円
電車をご利用の場合
近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩15分