壺阪寺

西国三十三所第六番札所として知られ毎日多くの人が参詣する奈良県屈指の名刹です。また眼病封じの寺としても知られ、御本尊十一面千手観音菩薩の眼の病に対するご霊験を頂戴するため、古くから多くの方々に信仰されてきました。境内には多くの石仏があり、スタンプラリー形式で楽しむこともできます。

壺阪寺の御朱印はこちら→壺阪寺御朱印

壺阪寺の歴史

創建は寺伝『南法花寺古老伝』によると、703年に元興寺の僧、弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったことが始まりとされています。境内からは当時の藤原宮の時期の瓦が多数出土しています。その後、元正天皇に奏じて御祈願寺となりました。 平安期には、長谷寺とともに定額寺に列せられ、平安貴族達の参拝も盛んになり、清少納言は「枕草子」のなかで「寺は壷坂、笠置、法輪・・・」と霊験の寺として、筆頭に挙げています。また、左大臣藤原道長が吉野参詣の途次に当寺に宿泊したという記録も残っています。

本尊:十一面千手観音菩薩像

十一面千手観音菩薩像

樫材 寄木造 製作年代:室町時代

四十の手をひろげ、地球のあらゆるところでいろいろな苦しみ、そして悩みに自らを失っている人たちを救う実際の行動を表しています。正面向かって右に赤い玉を持った手が日摩尼手で眼を救う御手と云われています。正面合掌している御手と合にて四十二手、その一つ一つ眼があります。 こちらの十一面千手観音菩薩座像は「眼の佛」として広く信仰を集め、眼病封じの観音様として知られています。

三重塔

三重塔(重要文化財)

製作年代:明応6年(1497)

1497年に再建された三重塔です。当山の三重塔は、二重は総柱間で二十八枝、三重は二十五枝で、二重中央間を十枝とする他はすべて一枝落ちとしている構造で一般的な三重塔の構造です。 注目されるのは構造で、通常、手先の肘木を内側に延ばしてつなぎますが、二段目、三段目の肘木もつないで構造を強化しています。 春や秋に初層が特別公開されることがあります。

桜の名所

県内随一の桜の名所として春には多くの人が桜を見に訪れます。境内一面を覆う桜の迫力は圧倒され、桜が仏像を覆う姿から「桜大仏」と呼ばれる大石仏は特に人気です。

多宝塔と桜

境内の桜

山門

桜大仏

巨大石仏

参拝者が壺阪寺で最も目にするのが、境内の至る所にある巨大な石仏であることかと思います。これらの石仏は1900年代後半に作られた比較的新しい仏像で、インドからの感謝の気持ちとして贈られたようです。 1960年代にインドハンセン病救済事業のご縁で合計13体の仏像が贈られました。 壺阪寺ではこれら13体の石仏をめぐるスタンプラリーに誰でも参加することができ、全てのスタンプを集めると粗品がいただけます。

大雛曼荼羅

壺阪寺では仏像と雛(ひな)人形を一緒に飾り祭る「雛曼荼羅飾り」が毎年3月に公開されています。本堂に置かれた雛曼荼羅の奥には本尊が見えます。約1500体の雛人形と仏像が同時に見れる機会はなかなかありません。

詳しくはこちら→雛曼荼羅

アクセス

<住所> 奈良県高市郡高取町壺阪3

<電話> 0744-52-2016

<拝観時間> 9:00〜17:00

<拝観料> 600円

<駐車場> 有料駐車場あり

電車・バスでお越しの方へ
近鉄壺阪山駅からバスまたはタクシー