宝山寺

奈良県と大阪府の県境にあり、生駒山中腹にある宝山寺は「聖天さん」と呼ばれ親しまれています。年間300万人とも言われる参拝客は県内屈指の数です。毎年夏のお彼岸万燈会や12月1日の大根炊きなど多くの人が訪れます。

御朱印はこちら→宝山寺御朱印

歴史

創建年代は諸説あり、伝承によると655年に役行者が開きその後空海も修行したとされる修験道場でした。当時は都史蛇山 大聖無動寺という名でした。

今から300年ほど前、宝山湛海律師は歓喜天に対する修法に優れ、大和葛城山麓の山林で千日不出の木食行を続け、その千日目近く、我が行を完成するにふさわしい山として「生駒山の存在」を、念ずる不動明王に暗示されました。1678年10月10日、湛海は数人の弟子と生駒山に入理、村人や郡山藩家老らの援助と協力で翌年正月、五間四面の仮本堂が出来、湛海は念願の八万枚護摩を果たし中興しました。寺名は当初、大聖無動寺と号し、後に宝山寺となり現在に至ります。



本堂

1688年に建てられた本堂は、宝山寺の創建時の姿を残す最古の建築物で、堂内は湛海律師作の御本尊・不動明王など多くの仏像が安置されています(拝観は基本的に不可)

聖天堂拝殿

拝殿

賽銭箱

本堂の横に建てられる聖天堂拝殿は檜皮葺きの建築物です。八つ棟造りと言われる拝殿は寺院建築としては非常に珍しいものです。

拝殿は外拝殿と内陣に分かれており、外拝殿は24時間解放されていますが、内陣は毎月16日と5月1日〜10日の期間は拝観できます。

また拝殿前の巾着の形をした賽銭箱には縁を触りながら1周するとお金持ちになるという伝説があります。

朝日嶽

本堂の裏にある岩山の総称を「朝日嶽」と呼び、その朝日嶽には大日如来坐像やお堂などが見えます。

昔は近くまで行けましたが、近年は危険なため立ち入り禁止です。




獅子閣

獅子閣とは宝山寺の客殿のことであり明治17年に建立され、寺院とは思えない洋風な造りで重要文化財に指定されています。外観は洋風ではありますが、木造建築物であり、瓦屋根や漆喰壁、和室など和風の部分も随所に見られます。しかし基本的には洋風であり、螺旋階段や色付きガラスなど明治時代の日本を思わせる内装です。

詳しくはこちら→獅子閣

公開日
8月5日 ~ 8月26日
10月1日 ~ 10月3日
10月6日 ~ 10月8日
(9時〜16時※受付は15時半)

多宝塔

昭和32年に建立された宝山寺内では比較的新しい建築物です。塔の様式は鎌倉時代、建築細部の意匠は桃山様式により、内陣須弥壇および四天柱は中尊寺に見られる藤原様式によったものです。

奥の院

1705年2月京都篤信者中田氏が壇主となり、奥の院に護摩道場として建立されたのが起源とされます。宝山寺境内で最も高いところにあります。堂内には不動尊、八大童子、地蔵尊、薬師如来などが安置されています。

御朱印はこちら→奥の院御朱印




年中行事

1月1日〜3日 福財布授与
1月1日〜15日 新年特別祈祷会
2月3日 節分厄除星祭
3月第2日曜 般若窟柴燈大護摩供
3月21日 春季彼岸法要
3月25日〜31日 大護摩会式前行開白
4月1日 大護摩会式
5月1日〜10日 大般若会式・内陣参拝・宝物拝観
5月8日 仏誕会
8月13日〜15日 盂蘭盆会
9月21日 秋季彼岸法要
9月23日 生駒聖天お彼岸万燈会
11月2日 仏名会
12月1日 生駒聖天厄除大根炊き
12月16日 大鳥居大注連縄奉納
12月16日〜31日 納め詣り
毎月1日・16日 ご縁日

お彼岸万燈会

600基の灯篭と1万個のロウソクが点灯し、境内を幻想的な空間にします。それぞれのロウソクの箱には様々な絵が描かれています。

開催日 9月23日(毎年秋分の日)

聖天厄除大根炊き

大根は聖天様の好物でご紋にも大根が使われています。また大根には体内の毒を消すと古くから言われており、一年の終わりである12月に厄除けを兼ねて大根を食べるという伝統が昔からあります。※大根の販売もあり

開催日 12月1日(0時より無くなり次第終了)



近くのおすすめスポット

【大乗滝寺】

生駒山の中腹にある寺院で、8世紀の初頭、行基菩薩に開かれたとされています。さらに1700年代に宝山寺開祖湛海律師が初めてこの地を訪れ、観音の霊場にふさわしい勝地であるこの地を大いに賞でて、渓流のほとりに神足石の碑を残しました。

詳しくはこちら→大乗滝寺

アクセス

<住所> 奈良県生駒市門前町1−1

<電話> 0743-73-2006

<駐車場> 無料駐車場あり

電車をご利用の場合

近鉄生駒駅下車ケーブル線(1時間に3回・20分毎に発車)鳥居前駅から宝山寺駅まで約6分。宝山寺駅下車徒歩10分