長岳寺

日本最古の道「山の辺の道」沿いにある古刹・長岳寺は山辺の道を歩く人たちの休憩所の役割もあり、境内ではそうめんなどの軽食がいただけます。また花の寺として知られ、特にカキツバタ、ツツジの季節は多くの参拝者で賑わいます。

御朱印はこちら→長岳寺御朱印

由緒

長岳寺本堂

山辺の道に残る長岳寺は天長元年(824)淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された古刹であり、盛時には塔中四十八ヶ坊、衆徒三百余名を数える大寺院でした。その後、1783年に本堂を再建するなど幾多の栄枯盛衰を重ねながらも、1000年以上民衆より厚く信仰される寺院として続いています。

大和神社についてはこちら→大和神社


鐘楼門

鐘楼門(重要文化財)平安時代

日本最古の鐘門であり、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物です。上層に鐘を吊った遺構があるので鐘楼門 といいます。この門をくぐると本堂へとつながります。長岳寺の象徴的な建築物です。

本尊

阿弥陀如来坐像(重要文化財)

木造 像高:143cm、製作年代 1151年

阿弥陀如来坐像の像内に記された墨書銘から、弘仁元年4月の造像開始時期と、憲幸という願主であった僧侶の名前が知られます。また鎌倉時代に一般化する玉眼(水晶の入った眼)の技法が用いられた最古の作品でもあります。まだ運慶などの慶派仏師が誕生する前の時代ですが、その体躯など円成寺の大日如来坐像に似ていることから奈良仏師へ大きな影響を与えた作品とも言えます。

円成寺についてはこちら→円成寺



地獄絵

長岳寺に伝わる地獄絵は、全9幅の軸から構成されていますが、全体が1枚の絵となっています。

内容は上部全体に十王裁判図(合わせて十三仏)、中程から下部にかけて、冥界の入り口である墓地、罪問間樹、死天山、三途の川、奪衣婆、賽の河原、八大地獄、餓鬼道、畜生道、修羅道など、すざましい情景が描かれ見る者の心胆を凍らせます。第9軸は様相が一変して、極楽より阿弥陀如来が聖衆を引き連れて極楽往生する人を迎えにくる、いわゆる聖衆来迎図となっています。

【公開期間】
10月23日〜11月30日
上記の画像はHPより引用

花の寺

関西花の寺霊場にも含まれる長岳寺では、年間を通じ様々な花を楽しむことができます。特にカキツバタとツツジは当寺を代表する花であり、開花時期には多くの参詣者が訪れます。

長岳寺HPより引用

カキツバタ(5月中旬 )

本堂前の池に咲くカキツバタは水面に映るその姿も含め長岳寺で最も人気のある花です。

平戸つつじ (4月下旬~5月上旬 )

参道を中心にツツジの道が特に人気です。



年中行事

1月10日 節会
3月21日 春季彼岸法会
4月21日 釜の口れんぞ(弘法大師大法会)
8月21日 施餓鬼法会
9月21日 秋季彼岸法会
10月23日~11月30日 大地獄絵開帳
12月31日 除夜の鐘

アクセス

<住所> 奈良県天理市柳本町508

<電話> 0743-66-1051

<入山時間> 9:00~17:00

<拝観料> 大人:400円

<駐車場> 無料駐車場あり

自動車をご利用の場合
西名阪自動車道天理ICから国道169号を南へ約6kmです。

電車をご利用の場合
JR桜井線柳本駅下車、東へ徒歩20分です。(タクシー5分)

バスをご利用の場合
近鉄天理駅から桜井方面行き、近鉄桜井駅からは天理方面行きに乗り上長岡(かみなんか)
長岳寺で下車。 東へ徒歩5分です。