南大門

南大門(国宝)

入母屋造 高さ25.46m、製作年代:鎌倉時代

世界最大級の木造建築物である大仏殿にふさわしい国内最大の山門です。創建時の南大門は平安時代に大風で倒壊し、現在の南大門は鎌倉時代に東大寺復興に尽力された重源上人によって再建されました。重源上人が中国から持ち帰ったとされる大仏様(だいぶつよう)という建築様式で建てられた壮大な二重門です。二重門とは上層と下層の両方に屋根が付く二階建ての門のことです。普通は、上層よりも下層の屋根の方が大きいのですが、南大門の場合は、上下同じ大きさになっています。

南大門の断面図

南大門は屋根裏まで達する21mの大円柱が18本も使用されています。

南大門から見える大仏殿



金剛力士像

金剛力士像(国宝)

寄木造り 像高8.4m、製作年代:鎌倉時代 仏師:運慶、快慶

国内最大の仁王像であり、大仏師運慶・快慶が共作した唯一の仏像です。8mにも及ぶ大きさでありながらわずか69日で完成しています。金剛力士像は口が開いた「阿形」と口を閉じた「吽形」があり、世界の始まりと終わりを表しているとされています。また通常金剛力士像は正面を向いて立っていますが、東大寺の金剛力士像は向い合って立っています。これは創建当初から向かい合っていたことも判明しています。24時間365日見ることができる国宝仏像はおそらく東大寺だけです。

狛犬

石造獅子(重要文化財)

大理石 高さ180cm、創建年代:鎌倉時代

金剛力士像の裏側、つまり大仏殿側に石造獅子が安置されています。南宋の石工「伊行末」が鎌倉時代に製作されました。インドを思わせるその独特な風貌は異国の仏師ならではの作風です。ちなみに伊行末は他にも般若寺(奈良市)の十三重石塔大野寺(宇陀市)の磨崖仏なども手がけており、奈良の石造物における重要な人物です。



主要伽藍

東大寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。

東大寺(メインページ)↓↓

東大寺

大仏殿↓↓

大仏殿

念仏堂・俊乗堂・行基堂↓↓

俊乗堂・念仏堂・行基堂

梵鐘・大湯屋↓↓

梵鐘・大湯屋

二月堂↓↓

二月堂

法華堂(三月堂)↓↓

法華堂(三月堂)

三昧堂(四月堂)↓↓

三昧堂(四月堂)

開山堂↓↓

開山堂(東大寺)

戒壇堂↓↓

戒壇堂(東大寺)

戒壇院千手堂↓↓

戒壇院千手堂(東大寺)

指図堂↓↓

指図堂(東大寺)

勧進所↓↓

勧進所

転害門↓↓

転害門

東大寺ミュージアム↓↓

東大寺ミュージアム



アクセス

<住所> 奈良県奈良市雑司町406−1

<電話> 0742-22-5511

<駐車場> 民間の有料駐車場あり

<HP> http://www.todaiji.or.jp/index.html

自動車をご利用の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

電車をご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分