梵鐘
梵鐘(国宝)製作年代:奈良時代
総高3.86m、口径2.71m、重量26.3t 撞木:長さ4.48m、直径30cm、重さ180kg
「奈良太郎」と呼ばれる梵鐘は、大仏開眼供養が行われた752年に製作されたもので、中世以前の梵鐘としては最大のものです。知恩院(京都)、方広寺(京都)の梵鐘とともに「日本三大名鐘」の一つに数えられています。修理銘により1070年と1096年に地震によって墜落し、1239年には龍頭が切れて転落していますが、その都度修理されていることが判明しています。また現役の梵鐘として現在も時を知らせる鐘として使われています。
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鐘楼
鐘楼(重要文化財)製作年代:鎌倉時代
現在の鐘楼が建っているところは念仏堂、俊乗堂に挟まれた、大仏殿の東方「鐘楼の丘」と呼ばれています。この辺りは1180年の炎上の後、鎌倉時代の東大寺復興に尽力されたえ重源上人にゆかりのあるところです。さらに重源上人以後の栄西や行勇ら歴代勧進上人とも関わりがあります。現在の鐘楼は東大寺復興時に再建されたものです。
除夜の鐘
普段はつくことのできない梵鐘ですが、除夜の鐘の時だけつくことができます。鐘が大きいので、先着順に8名1組で綱をひくことになります。また、鐘は108回つきますので、800人余りの人が参加できるが、東大寺では人数分の整理券代わりの記念の印刷物が22時半ごろより配布され、配布終了時点で順番待ちの行列の最後尾となります
【日時】
1月1日0時〜(整理券配布は22時半頃)
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大湯屋
大湯屋(重要文化財)鎌倉時代
大湯屋は重源上人によって建てられた浴場で、かつての東大寺の僧侶たちが仏道に励むために「身を清める」ための沐浴を行っていたところです。東西に長い1棟の内部を3区分し、中央には重源上人の命で作られた鉄製の湯船が据えられています。普段は非公開ですが、平成29年に一度だけ公開されました。
大湯屋の内部
鋳物師である草部是助が1197年に作った鉄製の湯船(重要文化財)
浴室の背面には土間があります。ここでは2口の大釜を置いて湯を沸かし、鉄湯船へ樋をわたして、お湯を供給できるようにしていたそうです。
その他主要伽藍
東大寺の主要伽藍は各ページにて紹介しています。
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大仏殿↓↓
南大門↓↓
二月堂↓↓
法華堂(三月堂)↓↓
三昧堂(四月堂)↓↓
開山堂↓↓
戒壇堂↓↓
戒壇院千手堂↓↓
指図堂↓↓
勧進所↓↓
転害門↓↓
アクセス
<住所> 奈良県奈良市雑司町406−1
<電話> 0742-22-5511
<駐車場> 民間の有料駐車場あり
<HP> http://www.todaiji.or.jp/
自動車をご利用の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
電車をご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分