大乗滝寺
大乗滝寺
8世紀の初頭、行基菩薩に開かれたとも伝えられていますが、江戸時代に至るまでの歴史は詳しく分かっていません。
史実が明らかになるのは、寛永年間(17世紀前半)の頃からです。諸国を遊行していた乞食の僧、沙門幽音がこの地に至った頃、本堂の西南に十三重石塔及び経塚があり、大門の跡や、創建当時の規模を忍ばせる坊舎の跡が各所に残っていたといいます。
1703年、宝山寺開祖湛海律師が初めてこの地を訪れ、観音の霊場にふさわしい勝地であるこの地を大いに賞でて、渓流のほとりに神足石の碑を残しました。この碑は今でも本堂裏の渓流脇の岩に刻まれて残っています。渓流の巨岩に残る足型のくぼみは、その昔、ニニギノミコトが天の舟から降り立った際に足を洗ったときの跡であり、その清流に因んでこの滝を清滝と称するとの由来を記しています。
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本尊・十一面観音
十一面観音立像
像高100.5cm 寄木造 玉眼 素地 江戸時代
元の彩色が剥落し素地となっています。湛海作と伝えられ宝山寺に所蔵されていましたが、宝山寺末寺となった大乗滝寺の本尊となりました。
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【宝山寺】
奈良県と大阪府の県境にあり、生駒山中腹にある宝山寺は「聖天さん」と呼ばれ親しまれています。年間300万人とも言われる参拝客は県内屈指の数です。
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アクセス
<住所> 奈良県生駒市元町2−14−8
<電話> 0743-74-1172(代・愛染寮内)
<駐車場> 無料駐車場あり
<拝観> 要予約
電車をご利用の場合
宝山寺方面へ徒歩約15分
タクシーで約5分
車をご利用の場合
阪奈道路生駒I.C.より南へ約5分、生駒駅方面へ
第2阪奈有料道路壱分I.C.(東行)、小瀬I.C.(西行)より北へ約10分、生駒駅方面へ