氷室神社
氷室神社
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歴史・御祭神
創建は1400年前、430年(第19代允恭天皇の時代)に大臣三田ノ宿禰勅を奉じて本邦氷室濫觴の霊池たる闘鶏氷室の傍に鎮座し給ひ爾来皇室の崇神殊の外厚かったと伝えられています。日本書紀の仁徳天皇62年の条に額田大中彦皇子(応神帝の皇子)が闘鶏の地に狩猟に来た際、初めて氷室を発見し、以後、御所に氷を献上して当地に氷室の神を祭ったのがはじまりとされています。
【御祭神】闘鶏稲置大山主命(つげいなぎ)、大鷦鷯命(おおささぎ)、額田大中彦命
古代氷室について
日本書紀の仁徳天皇62年の条に額田大中彦皇子が闘鶏に狩りに来られたとき、光るものを発見されこの地方を治めていた闘鶏稲置大山主命を喚してたずねたところ、天然氷の貯蔵方法である氷室であることがわかりました。
これより以後、毎冬期に氷を貯え夏期に献上するようになったと記されています。平城京長屋王邸跡発掘調査で「都祁氷室」「都祁氷進始日」(ツゲノコオリヲハジメテハコブヒ)と書かれた木簡が出土し、氷室の造り方と長屋王邸へ運んだ責任者が記されていて、古代の史実が証明されました。
献氷祭
献氷祭は氷室神社最大の行事で毎年7月1日10時30分から行われます。創建時は宮中で氷を献上する「献氷」がおこなわれましたが、現在では神社でその伝統が受け継がれています。
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境内の様子
本殿の左奥には鏡池があります。
普段は閑散とした神社ですが、知る人ぞ知る紅葉の名所として見頃の時期には意外に参詣者が多い神社です。
アクセス
<住所> 奈良県天理市福住町1841
<電話> 0743-69-2971
<駐車場> 無料駐車場あり