璉珹寺
璉珹寺
ならまちにある浄土真宗遣迎院派の寺院です。普段は拝観できず毎年5月に一般拝観が可能になります。裸形の阿弥陀仏が有名ですが、他にも見どころはあり、脇侍の観世音菩薩像は重文指定され、南無阿弥陀仏だけで書かれた屏風なども必見です。
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歴史
璉珹寺は紀寺の跡といい、境内を含むその周辺から奈良時代の瓦などが出土しています。現在は紀寺は存在せず、地名として残っています。天平年間に聖武天皇の勅願で行基により開基され、平安時代に紀有常により改めて伽藍を建立され再興されたと伝わっています。
阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像(県指定文化財)鎌倉時代
光明皇后をモデルとして造立されたと言われ、白色の女性らしいスタイルをした美しい裸形の仏像です。はだか阿弥陀像とも呼ばられる鎌倉時代の傑作です。この阿弥陀如来像は50年に1度、袴の取り替えを行うときだけ御開扉していましたが、現在では毎年5月に御開扉されています。
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年中行事
4月1日 | 阿波丸慰霊碑の法要 |
4月6日〜11日 | 春の専修念佛会 |
5月1日〜31日 | 一般拝観 |
7月23日・24日 | 地蔵会 |
十五夜 | 大人のお月見会 |
11月6日〜11日 | 秋の専修念佛会 |
12月31日〜元旦朝 | 年越念佛会 |
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【崇道天皇社】
璉珹寺の横に鎮座する崇道天皇社です。本殿は重要文化財に指定されており、桃山時代に建てられたとされる春日大社若宮社の本殿を1623年に移築したものです。璉珹寺とも関わりの深い神社です。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市西紀寺町45
<電話> 0742-22-4887
<拝観> 基本的に5月のみ
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「田中町/紀寺町」下車 徒歩2分