福智院



福智院

「ならまち」にある真言律宗の寺院です。本堂のサイズからは想像できない、大きな地蔵菩薩像(重文)で知られます。また県内屈指の御朱印で有名な寺院としても知られ、多くの人が参拝します。

御朱印はこちら→福智院御朱印

歴史

もとは興福寺大乗院の地蔵堂で、古来南都における地蔵信仰の霊場でした。 1283年の「沙石集」には「南都の地蔵霊仏云々」として福智院の名があり、「福智院地蔵霊験記」にも、その霊験あらたかなることが細やかに描写されています。 中世以降、世に知られ、広く衆生済度のご加護を多くの人々にお受け頂いている名刹です。 明治初年の神仏分離令が廃仏毀釈運動となり、領地や什物を失い、一時期は荒廃しましたが、現在では復興し多くの人が参拝しています。


本尊・地蔵菩薩像

地蔵菩薩坐像(重要文化財)

桧材 寄木造 像高:2.73m 鎌倉時代

福智院の本尊です。圧倒されるほど大きな地蔵菩薩像は一般的に丈六仏と呼ばれるサイズです。やはり一番目に止まるのは光背の小さな化仏でしょうか。小さな化仏が560体、六地蔵と本尊を入れると567体になり、釈迦滅後、56億7千万年の後に下生すると云う弥勒の信仰に付合した数になっています。像内の墨書などにより、1203年に福智庄で造られ、1254年に当地に遷されたと考えられます。

秘仏公開

福智院には毎年春と秋に「秘仏:宝冠の十一面観音菩薩立像」が特別公開されます。

春:3月17日〜23日

秋:10月17日〜23日、11月1日〜11月7日

宝冠の十一面観音菩薩立像

室町時代に造立されたと推定される約1mの秘仏です。伊勢の裏鬼門を守っておられた観音様です。かつては浄水寺に安置されていた仏像で、明治の廃仏毀釈で個人の手に渡った後、お迎えした客仏です。東洋風のお姿で、方除けのご利益をいただけます。

年中行事

6月18日  玄昉忌 13:00〜15:00
7月23日 地蔵盆 17:00〜
毎月24日(7月除く) 月護摩日 11:00〜



近くのおすすめスポット

【十輪院】

「ならまち」にある真言宗醍醐派の寺院です。ご本尊は珍しい石龕地蔵(重文)で、奈良を代表する地蔵を祀る寺院「大和地蔵十福」の一つでもあります。国宝の本堂や数々の仏像などひっそりとした寺院ですが非常に見るべきところが多いところでもあります。

詳しくはこちら→十輪院

【元興寺】

世界遺産元興寺は蘇我馬子が6世紀末、飛鳥に建立した「法興寺(飛鳥寺)」が平城遷都に伴って718年に法興寺は現在の地に移転し元興寺と改めました。奈良時代には興福寺東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていましたが衰退し、現在ではその殆どを失いました。

元興寺についてはこちら→元興寺

【御霊神社】

ならまちはかつて元興寺の境内であったため御霊神社も史書によれば元興寺御霊神社とも呼ばれていました。近年では恋愛成就の神社として人気のスポットです。

詳しくはこちら→御霊神社

アクセス

<住所> 奈良県奈良市福智院町46

<電話> 0742-22-1358

<入山時間> 9:00~17:00

<拝観料> 500円(特別公開時:600円)

<駐車場> なし

電車をご利用の場合
近鉄奈良駅より奈良交通天理線福智院町バス停下車すぐ



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