西方院
西方院
西方院は唐招提寺奥の院とも呼ばれる寺院で、唐招提寺から徒歩5分のところにあります。鎌倉時代の寛元年間(1243年-1246年)頃、慈禅によって創建されたとされています。境内はひっそりとしており、五輪塔や収蔵庫があります。
拝観は予約制です。
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クラウドファンディングに挑戦中
境内の土塀が近年、台風や大雨の影響もあって傷みが酷く、早急に修復が必要となっています。境内の大切な文化財を後世に守り受け継いでいくために、この度クラウドファンディングに挑戦しています。
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快慶作:阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像(重要文化財)
ヒノキの割矧(わりは)ぎ造 像高約90cm、制作年代:鎌倉時代 製作者:快慶
西方院の本尊であるこの阿弥陀如来立像は快慶晩年の作品として知られます。顔の金箔は剥がれていますが、その美しい顔は快慶らしさが表れています。快慶の作風として後期の作になるほど肌の露出が多くなっているのが特徴的で、こちらの本尊は晩年の作とされています。幾度の盗難により光背は失い、現在は収蔵庫に安置されています。
近くのおすすめスポット
【唐招提寺】
世界遺産唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわまき」は特に有名な行事です。
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【蕎麦戯・さか本】
薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。
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【薬師寺】
世界遺産薬師寺の創建は680年、天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。698年に完成しましたが、天武天皇は完成を見ることなく亡くなりました。710年に都が平城京に移ると、薬師寺も718年に現在の地に移りました。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市五条2丁目9−6
<電話> 0742-44-5286
<入山時間> 9:00~17:00
<拝観料> 志納(拝観は要予約)
<駐車場> なし(唐招提寺の駐車場を利用)
車でお越しの場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km
電車・バスでお越しの場合
近鉄西ノ京駅から700m