地蔵会万燈供養(元興寺)
地蔵会万燈供養
毎年8月23日・24日に行われる元興寺地蔵会は、昭和23年(1948)に復興された宗教行事で、曼荼羅堂に掲げられる各界知名士奉納の行燈絵などが初志の行事です。現在の灯明を点じての供養は、昭和63年(1988)、浮図田の整備とともに、その作法として発意したものです。午後5時から、極楽堂内で各界名士揮毫による行燈絵(献灯会)などが、6時からは小子坊で茶席も設けられます。
地蔵会万燈供養は拝観無料でどなたでも参拝ができます。
元興寺
世界遺産元興寺は蘇我馬子が6世紀末、日本最古の寺院「法興寺(飛鳥寺)」が平城遷都に伴って718年に法興寺は現在の地に移転し元興寺と改めました。奈良時代には興福寺・東大寺と並ぶほどの寺域を誇っていました(現在のなら町ほぼ全域)が衰退し、現在ではその殆どを失いました。曼荼羅を本尊とする珍しい寺院でもあります。
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行事予定
両日とも午後5時より拝観無料
【8月23日】
- 午後5時、法要開始
- 模擬店(夜店)
- 午後9時 閉門
【8月24日】
- 午後5時、法要開始
- 午後6時~7時30分 音と光のマンダラ、日本音楽大道派宗家 大月一正先生他
- 午後9時 閉門
地蔵会万燈供養の様子
浮図田で水塔婆供養 、境内 灯明皿で万灯供養などが行われます。極楽堂内で各界名士揮毫による行燈絵(献灯会)が置かれています。普段は拝観出来ない夜の元興寺は幽玄な世界が広がります。
近くのおすすめスポット
【御霊神社】
ならまちはかつて元興寺の境内であったため御霊神社も史書によれば元興寺御霊神社とも呼ばれていました。近年では恋愛成就の神社として人気のスポットです。
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【十輪院】
本尊は珍しい石龕地蔵(重文)で、奈良を代表する地蔵を祀る寺院「大和地蔵十福」の一つでもあります。国宝の本堂や数々の仏像などひっそりとした寺院ですが非常に見るべきところが多いところでもあります。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市中院町11
<電話> 0742-23-1377
<拝観時間> 17:00〜21:00(日中は9:00〜17:00)
<駐車場> 地蔵会の日は利用不可(近隣のコインパーキングを利用)
電車・バスでお越しの方へ
近鉄奈良駅から徒歩15分
福智院町下車、徒歩5分
JR奈良駅徒歩20分
田中町下車、徒歩5分