夏休み特別展『国宝 東塔を知る』



夏休み特別展『国宝 東塔を知る』

法相宗大本山・薬師寺では8月31日まで子供を対象にした夏休み特別展『国宝 東塔を知る』が開催されています。東塔の修復が最終段階に差し掛かり、来年春の落慶に向け、東塔について詳しく学べます。

期間:8月31日まで

料金:無料(要拝観料)

東塔とは?

東塔(国宝)

薬師寺が創建当初より唯一残しているのがこの東塔です。一見六重に見えますが、実は三重の塔です。これは各層に裳階「もこし」と言われる小さい屋根があるためで、この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。塔の上層部を相輪「そうりん」といいます。その更に上部に尊い塔が火災にあわぬようにとの願いをこめて、水煙が祀られています。水煙に透かし彫りされた24人の飛天は笛を奏で、花を蒔き、衣を翻し、祈りを捧げる姿で、晴れ渡った大空に御仏を讃えています。

※2020年まで解体修理中



展示内容

東塔に使われていた木材や釘など実物を展示しています。さらに古い東塔の写真や実物大の水煙(レプリカ)など子供向けではありますが、大人も楽しめます。夏休みの自由研究に最適です。また、東塔の塗り絵があり、子供たちにとても人気です。



薬師寺について

南都六宗の一つである法相宗の大本山です。天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。薬師三尊像や、東塔・西塔などその見た目の美しさから日本で最も美しいと寺院とも称されています。世界遺産「古都奈良の文化財」の一つに登録されています。

詳しくはこちらから→薬師寺



近くのおすすめスポット

【蕎麦戯・さか本】

薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。

詳しくはこちら→蕎麦戯・さか本

【唐招提寺】

世界遺産唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。5月19日の「うちわ撒き」は特に有名な行事です。

詳しくはこちら→唐招提寺

アクセス

<住所> 奈良県奈良市西ノ京町457

<電話> 0742-33-6001

<入山時間> 8:30~17:00

<拝観料>
通常拝観券(白鳳伽藍のみ):800円
通常拝観券(白鳳伽藍+玄奘三蔵伽藍):1,100円
共通拝観券(通常拝観券+西塔・食堂):1,600円

<駐車場> 有料駐車場あり 500円

自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km

電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ



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