崇神天皇磯城瑞籬宮趾
崇神天皇磯城瑞籬宮趾
日本最古の道である山の辺の道沿いにある崇神天皇磯城瑞籬宮趾は、第10代崇神天皇の皇居跡と伝えられています。神山・三輪山を背後に負い、歌垣の伝えで名高い海石榴市を脚下に控えて、大和平野を見渡す地です。
またこの地は東は長谷寺・伊勢街道、西は大和川を利用して難波・瀬戸内海、南は飛鳥を通じて紀伊方面、北は奈良市・京都市へ繋がる交通の要衝でもありました。
記紀(古事記・日本書紀)によりますと、崇神天皇の時、民が死に絶えてしまうような疫病が発生しました。これは、三輪山の神、大物主大神のしたこととお告げを受けた天皇は、神の意に従い、神の子孫となる大田田根子を探し出しました。そして、彼に託して三輪山に大物主大神をお祀りしたところ、祟りが鎮まり疫病がおさまったとされています。
志貴御縣坐神社
磯城瑞籬宮趾には志貴御縣坐神社が鎮座しています。創建年は不明ですが、社名に見える「県」は古代朝廷の直轄地(供御料地)を指します。大和国の高市・葛木・十市・志貴・山辺・曽布の6県は特に朝廷とのつながりが深く、「六御県」と総称されて各御県には御県神社が鎮座し、当社はそのうちの1つとされます。
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【大神神社】
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アクセス
<住所> 奈良県桜井市大字金屋896
<駐車場> なし
電車でお越しの場合
JR三輪駅より徒歩12分