洞川温泉 角甚
洞川温泉 角甚
創業330年を越える洞川温泉 角甚は古くから温泉宿としてこの地で修験者たちを見守ってきた歴史あるお宿です。
洞川は行小角に始まる世界遺産・大峯奥駈道の一部で多くの修験者が吉野山から大峰山・山上ヶ岳にある大峰山寺を目指します。洞川温泉街の宿は旅籠屋として誕生し、修験者たちが利用していたとされ現在まで続いています。
現在では修験者の他にも観光客も利用し、当館自慢の温泉やお料理に旅の疲れを癒します。
夜の景色
洞川温泉街の楽しみの一つである夜景です。各宿がライトアップされ、昼間とは違う、まるで別世界に来たような雰囲気に多くの人が浴衣姿で歩いていました。またこちらでは縁側カフェが併設され、縁側でかき氷などがいただけます。
部屋の様子
角甚にはいくつかの種類のお部屋がありますが、私は今回、3間続きの純和室「神水の間 」を選びました。3間30畳+広縁10畳、とにかく角甚1番の”超ゆったり”お部屋です。ご家族やグループでの宿泊には最適です。
他にも「檜造りの露天温泉風呂付客室」や二人用の客室などがあります。
温泉
行者の湯
元禄の湯
貸切り温泉
洞川地区といえばやはり温泉です。各宿自慢の温泉がいただけます。こちらでは大浴場に「行者の湯」「元禄の湯」があり、また2Fには貸切り温泉があります。特に行者の湯では陀羅尼助の原料、オウバクなどを用いた 洞川で唯一の「漢方の湯」がいただけます。それぞれの温泉に風情が感じられ、旅の疲れを癒してくれる素晴らしい温泉です。
泉質:単純温泉(アルカリ性単純温泉)
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・くじき・五十肩・慢性消化器病・打ち身・疲労回復・冷え性など
お料理
【牡丹鍋】
洞川名物の牡丹を使用した牡丹鍋です。牡丹は臭みがあると思われがちですが、猪肉は地元猟師に頼み、新鮮な猪肉のみ仕入れているため臭みは全くありません。また、名水ごろごろ水で作られた名水豆腐も絶品です。お鍋の他にお刺身やデザート、食前酒も付いています。
【朝食】
こちらは朝食です。やはり名水ごろごろ水で作られた名水豆腐が3品ほどありました。その他にアマゴなどこちらも地元の食材をふんだんに使用したお料理です。
画像にはありませんが、この他にお味噌汁が付いています。
近くのおすすめスポット
【大峯山寺】
日本最高所に建つ寺院で世界遺産にも登録されています。創建は7世紀末、役行者が開基とされています。かつては吉野町の金峯山寺と大峯山寺は一つの寺院とされていました。本堂は重要文化財に指定されています。※女人禁制
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【龍泉寺】
大峯の山々を行場として修行された役行者が、山麓の洞川に憩われたとき、こんこんと湧き出る泉を発見しました。龍の口を名付けて、そのほとりに小堂を建て、八大龍王をお祀りされたと伝えられるのが龍泉寺です。
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【母公堂】
修験道の開祖・役行者の母「白専女」を祀るお堂です。現在、この地は女人禁制の結界口と定められ、母公堂と呼ばれるようになりました。現在では安産に霊験あらたかとされており、修験者だけでなく、安産祈願に多くの参拝者がこの地に訪れます。
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【陀羅尼助丸 吉野勝造商店】
洞川温泉街に奈良を代表する薬で知られる「陀羅尼助丸」のお店「吉野勝造商店」があります。今から1,300年前に修験道の開祖である役行者が作ったとされる日本最古級の薬を現代に伝え販売しています。
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アクセス
<住所>
<電話> 0747-64-0336
<チェックイン> 15:00〜
<チェックアウト> 〜10:00
<予算> 16,000円〜
<駐車場> 無料駐車場あり(宿から徒歩5分ほど)
<HP> http://www.kadojin.com/genroku.html
電車・バスでお越しの場合
近鉄下市口駅から奈良交通バス終点『洞川温泉』下車、徒歩7分