佐保山南陵
佐保山南陵
奈良市法華寺町の住宅街にある佐保山南陵は遺跡名は「法蓮北畑古墳」とも呼ばれ、第45代聖武天皇の陵墓とされています。聖武天皇は東大寺創建など仏教政策に尽力されました。また隣接する佐保山東陵は光明皇后の御陵とされています。
聖武天皇
第45代 聖武天皇(701〜756)
文武天皇の第一皇子として生まれます。天平年間に天然痘の大流行や災害が起こり、多くの国民が亡くなる惨事に見舞われ、仏教に深く帰依した聖武天皇は天平13年(741年)には国分寺建立の詔を、天平15年(743年)には東大寺盧舎那仏像の造立の詔を出しています。
756年に56歳で崩御されました。その後、光明皇后は天皇の御冥福を祈念して、聖武天皇の御遺愛品など600点を越える品と、薬物60種類を本尊盧舎那仏(大仏)に奉献されました。皇后の奉献は5回におよび、その品々は正倉院に収蔵されました。これが正倉院の起源です。
近くのおすすめスポット
【佐保山東陵】
佐保山南陵に隣接する聖武天皇の皇后である光明皇后の御陵です。正式な尊号は「天平応真仁正皇太后」で、法華寺の創建など万民の為に尽くされました。
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【興福院】
基本的に一般公開されていない、知る人ぞ知る寺院です。山号は法蓮山、浄土宗の尼寺です。大門を抜けると客殿、庭園、本堂、御霊殿と想像以上に広い境内で、とても落ち着いた空間が広がります。拝観希望者は予約をする必要があります。
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【正倉院】
正倉院とは奈良・平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める正倉が設けられていました。そしてこの正倉が幾つも集まっている一廓が正倉院と呼ばれます。毎年の正倉院展でも知られます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市法蓮町
<電話> 0744-22-3338
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
近鉄奈良駅から徒歩13分