佐保山東陵
佐保山東陵
奈良市法華寺町の住宅街にある佐保山東陵は2段の円墳で、天平応真仁正皇太后(光明皇后)の御陵とされています。貧しい人に施しをするための施設「悲田院」、医療施設である「施薬院」を設置して慈善を行うなど国民のために生涯を捧げました。隣接する佐保山南陵は夫である聖武天皇の御陵です。
光明皇后
光明皇后(701〜760)
藤原不比等の子で皇族以外から立后する先例を開いた人物です。聖武天皇と同様に仏教に篤く帰依した光明皇后は、東大寺や国分寺の設立を夫に進言したとされています。貧しい人に施しをするための施設「悲田院」、医療施設である「施薬院」を設置して慈善を行いました。法華寺の十一面観音像(国宝)は光明皇后のお姿だとされています。
聖武天皇が崩御された後、光明皇后は天皇の御冥福を祈念して、聖武天皇の御遺愛品など600点を越える品と、薬物60種類を本尊盧舎那仏(大仏)に奉献されました。皇后の奉献は5回におよび、その品々は正倉院に収蔵されました。これが正倉院の起源です。
天平宝字4年(760)に崩御されました。
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近くのおすすめスポット
【佐保山南陵】
佐保山東陵に隣接する聖武天皇の御陵・佐保山南陵です。光明皇后と同じく、聖武天皇は東大寺創建など仏教政策に尽力されました。
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【興福院】
基本的に一般公開されていない、知る人ぞ知る寺院です。山号は法蓮山、浄土宗の尼寺です。大門を抜けると客殿、庭園、本堂、御霊殿と想像以上に広い境内で、とても落ち着いた空間が広がります。拝観希望者は予約をする必要があります。
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【正倉院】
正倉院とは奈良・平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める正倉が設けられていました。そしてこの正倉が幾つも集まっている一廓が正倉院と呼ばれます。毎年の正倉院展でも知られます。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市法蓮町
<電話> 0744-22-3338
<駐車場> なし
電車・バスでお越しの場合
近鉄奈良駅から徒歩13分