開花天皇 春日率川坂上陵
開花天皇 春日率川坂上陵
第9代開化天皇(孝元天皇7年 – 開化天皇60年)の陵墓です。三条通りにひっそりとある御陵で、御陵を見慣れない観光客はその独特な空間に足を止めます。
丘陵約100mの前方後円墳「念仏寺山古墳」に治定されています。近世には隣の念仏寺の墓地になったため墳丘は削られましたが、幕末に墓地の移転と陵の修補がなされて現在に至っています。
開化天皇は孝元天皇7年に孝元天皇の第二皇子として誕生します。その後、孝元天皇57年に即位され、翌年、春日の率川宮に都を遷都しました。
しかし開化天皇は欠史八代(2代目〜9代目天皇)と呼ばれる実在が不確かな天皇の一人とされています。
近くのおすすめスポット
【漢國神社】
御陵から徒歩5分ほどにある漢國神社は593年に創建創建された古社です。境内には日本唯一の饅頭の社「林神社」があり、4月19日の饅頭まつりでは饅頭が振る舞われます。
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【率川神社】
奈良市最古の神社である率川神社は「三枝祭(ゆり祭り)」が特に有名です。日本最古の神社として名高い大神神社(桜井市)の境外摂社として創建された歴史があります。
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【伝香寺】
当社の隣にある伝香寺は鑑真和上の弟子である思託律師が771年に開創しました。1585年に戦国武将の筒井順慶の母である芳秀宗英尼が順慶の菩提を弔うために再興した歴史ある寺院です。奈良三名椿として知られる散り椿は有名です。
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アクセス
<住所> 奈良県奈良市今辻子町
<駐車場> なし
電車でお越しの場合
近鉄奈良駅より徒歩5分
JR奈良駅より徒歩8分