日本刀「安綱・古伯耆」展(春日大社)



最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展

春日大社国宝殿では3月1日まで国宝・重要文化財に指定された安綱・古伯耆のほぼすべての作品が一堂に会するまたとない展示が開催されます。また春日大社が所蔵する鋒両刃造の国宝「黒漆平文飾剣」 や国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」、大山祇神社(愛媛県)所蔵の「古神宝太刀」も展示されます。

会期・会場・料金

【会期】

前期:2019年12月28日~2020年1月26日

後期:2020年2月1日~3月1日

【料金】:一般 1000円、大学高校生 600 円、中小学生 400 円

【会場】春日大社国宝殿

国宝殿についてはこちら↓↓

国宝殿(春日大社)



撮影可能な展示物も

安綱・古伯耆展ではファンには嬉しい「一部撮影可能な展示物」があります。刀剣乱舞のキャラクターパネルや伯耆国「大山1300年記念刀」など思い出になること間違いありません。

スタンプラリーの開催

ゆかりの刀剣神社・博物館のスタンプを集めるスタンプラリーが3月1日まで開催されています。

春日大社国宝殿、奈良国立博物館、石切神社、北野天満宮、壺井八幡宮のうち3カ所以上で景品がいただけます。

ちなみに景品は「あぶらとり紙」でした。



主な展示内容

安綱 童子切】国宝

平安時代の伯耆国の大原の刀工・安綱作で天下五剣の一つにも数えられ、源頼光が酒呑童子を斬った太刀として「血吸」の伝説が残る日本を代表する刀です。「日本刀の東西の両横綱」と称される最も優れた名刀と知られます。

【安綱 鬼切丸】重要文化財

北野天満宮所蔵の源家相伝として伝えられる日本刀です。上記の童子切と同じ安綱の代表作です。頼光四天王のひとり、渡辺綱の手によって一条戻橋の鬼の腕を落としたことから、「鬼切」の名で呼ばれることになったとされています。

古伯耆】重要美術品

春日大社が所蔵する平安時代末期に伯耆国(鳥取県)で作られた古伯耆物(こほうき)です。刀身の古さから、「安綱」作の可能性があるとして話題になりました。平安時代から伝わる伝家の宝刀を武家が春日大社に奉納した可能性が考えられています。



金地螺鈿毛抜形太刀】国宝

「毛抜」というのは、拵(こしらえ)の柄に大きな透かしがあり、それ透かしが古代の毛抜きに似ていることから名付けられました。完全な形で現存する毛抜形太刀は3振のみしか無く、その内2振が春日大社所蔵です。この「金地螺鈿毛抜形太刀」はその2振のうちの1振です。

【石切丸】重要美術品

石切剣箭神社(石切神社)が所蔵し神宝とされている平安時代の名刀です。平安時代の刀工である有成により作られた太刀で、『平治物語』には悪源太として知られる源義平が同名の太刀を佩用していたことから同一の刀ではないかと噂されています。近年では刀剣乱舞により知名度が高まりました。

※一部の画像は引用

春日大社について

世界遺産「古都奈良の文化財」であり、 奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され藤原氏の氏神を祀ります。全国に約1000社ある春日神社の総本社であり、主祭神:武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としています。

詳しくはこちら↓↓

春日大社

アクセス

<住所> 奈良県奈良市春日野160

<電話> 0742-22-7788

<入館時間> 10:00~17:00(入館は16:30まで)

<駐車場> 有料駐車場あり 1000円

自動車をご利用の場合
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

電車とバスをご利用の場合
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、
「春日大社本殿」下車すぐ または
奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です