修正会(薬師寺)



修正会

修正会とは奈良時代から伝わる、新年を迎えるにあたって前の年の行いを振り返って、悔い改め、世の中の平安・五穀豊穣を祈願するものです。

薬師寺では期間中吉祥天を本尊に吉祥悔過法要を厳修します。元旦〜3日までは国宝・吉祥天画像を、4日~15日は平成の吉祥天画像を本尊としてお祀りします。

日程・場所

【日程】1月1日〜14日

【場所】薬師寺金堂



本尊・吉祥天

麻布著色吉祥天像(国宝)奈良時代 53.0×31.7cm

吉祥悔過会の本尊として製作されたものと推定されます。前述の通り「吉祥悔過会」とは、年の初めに宮中や諸大寺において吉祥天像を祀り、過去の罪を悔い改めるとともに、国家の繁栄や幸せ、五穀豊穰などを願って営まれたものです。

日本の絵画としては大変珍しい麻布に描かれており、奈良時代にはよく麻布に描かれたようです。また彩色がはっきりと残り、当時の歴史を知る上で大変貴重な資料でもあります。

薬師寺とは

薬師寺は、南都六宗の一つである法相宗の大本山です。天武天皇は皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願し藤原京に薬師寺を発願しました。薬師三尊像や、東塔・西塔などその見た目の美しさから日本で最も美しいと寺院とも称されています。世界遺産「古都奈良の文化財」の一つとして登録されています。

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薬師寺



限定御朱印

薬師寺では吉祥天が祀られている期間中、限定の御朱印がいただけます。御朱印は大講堂にていただけます。(300円)

詳しくはこちら→薬師寺御朱印

近くのおすすめスポット

【唐招提寺】

世界遺産唐招提寺の創建は759年に唐から日本で初めて正式の戒律を伝えた鑑真和上です。純粋な律宗の研修道場として当初は「唐律招提」と称し、勅願を賜ってから「唐招提寺」となりました。毎年5月19日の「うちわ撒き」は特に有名な行事です。

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唐招提寺

【蕎麦戯・さか本】

薬師寺と唐招提寺の間にある蕎麦屋です。他では滅多に食べられない本格的な十割そばがいただけます。あまりの美味しさに西の京へ立ち寄った際はほぼ毎回お邪魔しています。

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蕎麦戯・さか本



アクセス

<住所> 奈良県奈良市西ノ京町457

<電話> 0742-33-6001

<入山時間> 8:30~17:00

<拝観料>
通常拝観券(白鳳伽藍のみ):800円
通常拝観券(白鳳伽藍+玄奘三蔵伽藍):1,100円
共通拝観券(通常拝観券+西塔・食堂):1,600円

<駐車場> 有料駐車場あり 500円

自動車をご利用の場合
第二阪奈有料道路 宝来ランプから3km
西名阪自動車道 郡山ICから8km

電車をご利用の場合
近鉄西ノ京駅からすぐ




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